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高校デビュー
【学園物 官能小説】

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第三話(行為あり/本番あり)-3

   ***

「うわ、人少な…」

個人的にアインズゲートは人気作だと思っていたんだけど、映画館がボロいせいか客はほとんどいなかった。

「そのほうが都合がいい」

「え、あ…」

そうか。あまり人が多いとアイドルとしては困るもんな。

「席は自由らしいから、一番後ろに座るぞ」

「前のほうがいいと思いますけど」

「座るぞ」

「はい…」

結局香澄さんに言われて一番後ろに座ることになった。
さほど大きい映画館でもないから、このくらい(20列目?)なら問題ないかな。

「…………」

お互い無言で待つこと数分。
照明が消え、スクリーンに注意事項などが表示される。

「いよいよ始まりますね」

「…………」

香澄さんは無言のままだった。
何やら様子がおかしいけど、僕なにかしたかな…なんて思っていると。

「っ!?」

「し、静かにしろ」

香澄さんが僕の股間を撫でてきたのだ。

「な、なにしてるんですかっ」

「しっ。他の客に迷惑だろう」

そんなことを言いながらも股間を撫で続ける香澄さん。
次第に大きくなっていく我がムスコ。
古い映画館。そこで上映されるアニメ映画。客が少ない。一番後ろの席。
もしかして香澄さん、最初からこれが狙いだったのか!?

「ふふ…」

ようやく気付いたか、とでも言うように笑う香澄さん。

「んっ、ぁ…」

声が漏れ、慌てて口を両手で押さえる。

「ふふ」

ようやく手を離してくれた…と思ったのもつかの間、無理やりズボンをずり下げられた。

「んっ!?」

まさかここでセックスするつもりじゃありませんよね!?

「こんなところで勃起して、どうしようもない変態だな」

耳元でそう囁かれる。
いやいや変態はあなたですって!

「直接触ってほしいか?うん?」

トランクスの上からムスコを撫でられ、僕は我慢できずにこくりと頷いた。

「ふふ、素直で可愛いな」

「ひうっ!?」

耳をペロリと舐められ、びくっと体が反応してしまう。

「こらこら。あまり声を出すと、気付かれてしまうぞ?」

そんなことを言われたって、香澄さんとの約束を守って一週間近く射精していないんだ。声だって漏れてしまう。


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