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【青春 恋愛小説】

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4-4

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「......元くん、待っててね.....」




そう言い残して、真紀はバスを降りていった。

絢と二人で、ハチ公方面に消えて行く。




「なぁ、今の、どういうこと?」

「え?」

「いや、真紀ちゃんのさ、さっきのやつ」

「あー.....きっとね、真紀ちゃん、好きなんだよ。元ちゃんが」

「.....は?」

「分からないもんなのかなぁ.....」

「なにが?」

「女心が」

「は?」

「元ちゃんを見る目、恋してたもん」

「え?真紀ちゃんが?」

「うん」

「えっ......テツの妹だよ?」

「そういうの関係なしに、ね。.......元ちゃん、ほんと鈍いんだから」

「......ごめん」

「もう、私に謝らないの!」




素直に謝る元に、笑わされた。




「私も、負けられないなぁ.....」

「.....誰と戦ってるの?」

「もう!」




元の右腕に抱き着いて、頬を寄せて歩く。




「みーちゃん?」

「.........」




(......真紀ちゃんの頭に手を乗せてるの.....妬いちゃうじゃん...)




「......おーい、みーちゃん?大丈夫?お腹痛い?」




(........全く..この鈍感さもまた、救いなのかな.....。変な所で鋭い癖に......)




「みーちゃーん。大丈夫ー?」

「......もうっ。行くよ!罪な男よ!」

「え?」




未だ何一つ理解していない元は、多くを語らない美帆に引かれるがまま、渋谷の雑踏に紛れていった。


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