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雨の中の再会
【初恋 恋愛小説】

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雨の中の再会-2

ホームルームが終わると葵の周りには人だかりが出来ていた。
2時間目既に俺は夢の中にいた。
起きると既に周りは弁当を食べていた。だが葵の姿が見当たらない。
「まぁいいか」俺は弁当を持って教室を出た。弁当はいつも屋上で食べてる。
屋上のドアを開けると先客がいた。葵だった…
葵は俺を見ると手を振ってきた。
他には誰も居ないようだ。
「よっ」と声を掛ける。
「真くんいつも屋上来るの?」
「まぁな。つーか起こしてくれりゃ良かったじゃねーか」「ごめん、気持ち良さそうに寝てたから…」と笑いながら話す。
それから二人で昔のことを話しながら弁当を食べた。
弁当を食べ終えた時俺は意を決して言った。
「小学校の時俺、葵に言いたかった事あったんだ…」
「なに?」葵が聞いて来る。「俺小学校の頃、女子とまともに話し出来なかったからな」だから告白なんて出来る筈もなかった。
「うん」
「俺、葵の事がずっと好きだった」
葵は驚いている。そして葵が言った。
「私も、ずっと真くんの事が…好きだった」葵の目から涙が零れる。
「オイ、泣くなよ」俺も嬉しくて泣きそうになった。
「うん、ごめん」そう言って葵は涙を拭いた。
「葵…」俺は葵を静かに抱き寄せた。
最初はびっくりしたようだったが徐々に力を抜いて俺に体を預けた。
「これからはずっと一緒だ」俺が言うと葵は小さく頷いた。
終わり


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