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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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今の晴菜と今の俺-2


ただ、私立小学校に合格した晴菜の
小学校3年間は高校生の俺がA校に登校する時に
2本早い電車に乗り、S女に送って行った。

「純君、いいの?晴菜をお願いしちゃって?」

俺が、朝の登校時に晴菜をついでにS女に送って行くと申し出たら
晴菜のお母さんはビックリしていた。

6歳の小学1年生に電車に乗って登校させるのは
不安だから普通は親がついていくんだけど
俺は少し早く出れば晴菜を送って行かれると思ったんだったな。

「おばさん、朝は忙しいでしょ。いいよ。俺が送って行く。
晴菜。俺でいいよな?」

しゃがんで目線を晴菜に合わせ
晴菜を覗き込むようにして聞くと

「うん!純にぃがいい!」

とかわいくうなづいた。

始めは夏休みが始まるぐらいまで・・・と
言うことだった。

その頃になると1年生でも自分で登校できる子が増えてくるらしい。

でも、晴菜は俺がA校を卒業するまでの3年間
毎朝、俺を迎えに来て
一緒に登校したんだよな。

当時の彼女には

「小学生でも妬いちゃうわ・・・」と

苦笑いされるぐらい仲が良かったと思う。


でも、俺と晴菜の思い出は
そこらへんで途絶える。

俺がT大に入り
朝も決まった時間ではなくなり
晴菜も4年生になり

少しずつお互いの時間の流れによって
離れて行った。



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