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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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選択-7

「……あんた、ロリコンだったか……」

 横に並んだスランがニヤニヤしながらケイに話かける。

「ポロはあれでも18だって……あ……忘れてた。アース!」

 ちょっと前に同じ事を言われたなあ、と思ったケイは、言った相手を放置していた事に気づいて赤いドラゴンへ足を向けた。
 スランもケイに続きドラゴンの正体を聞く。

「なあ、あれアビィ?何か違くね?」

 アビィはこれよりふた回りは小さかったし、赤というより朱に近い色合いだった。

「アビィだよ。エンと完全共有っつって……まぁ、簡単に言うと合体してんだ」

「へぇ」

 その2人の目の前でドラゴンが光に包まれだした。
 光に気づいたカリーとポロも、何事だとケイとスランを追いかける。

 光が収まると、そこには3人の人間と1匹の小さなドラゴン。

「じゃじゃ〜ん!凄いでしょお?」

『キュキュ♪』

「おお、凄ぇな。さすが精霊魔導師だ」

「でしょう?もっと褒めて褒めて?」

 どんなもんだい、と威張るエンを相手にしているのは……スランだけ。
 カリーとポロはというと、残り2人の人物を見て口をパクパクさせていた。

「アース導師!姫様!」

 まさかこの2人が居るなんて思ってもおらず、ポロは両手で口元を覆う。

「……姫……?」

 カリーは耳を疑いつつ、姫様と呼ばれた人物をまじまじと見ていた。
 そんなカリーの様子を、ケイはニヤニヤして眺める。

「やけに黒くなってんじゃん?カリー?」

 姫様……キャラはニマッと笑ってカリーに声をかけた。

「ううっそ!やっぱり?やっぱりキャラ??!」

「ははっカリー!久しぶり!元気そう!」

「きゃあ♪なになに?キャラってお姫様なの?」

 どおりでケイに写真を見せてもらった時、見覚えがあった筈だ。

「黙っててゴメン。でも、カリーだって暗殺者じゃん?『赤眼のカリオペ』さん?」

「いやん、バレてるぅ〜」

 カリーとキャラは3年ぶりの再会を抱き合って喜ぶ。
 そんな2人をキョトンとして見ていたポロが、どういう事?と首を傾げてケイを見上げた。

「カリーとゼインと姫様って3年前に一緒に旅してたんだって」

「え?じゃあ……」

「そ。ゼインの特別な女、其の2」

 ハハハ、と乾いた笑いを浮かべるケイ。
 自分の国の姫様が淫乱姫なのは悲しいが、再会を喜ぶ2人を見ていたらどうでも良くなった。
 ゼインの気にしていた女性はとても幸せだ……ゼインに見せてやりたいのに肝心のゼインがここには居ない。
 ポロは顔を伏せ、それに気づいたケイが不思議そうな表情でポロの顔を覗いた。


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