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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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選択-16

 轟音と光に気づいたキャラがうっすらと目を開ける。

「姫様、大丈夫ですか?」

 キャラの目に映った心配そうなポロの顔は、やはり二重にダブって見えた。

「ん……大分、楽に……」

 身体を起こしたキャラは、思った以上にすっきりした気分なのに驚いて目を瞬く。
 魔力供給の後はもっと身体が疼いて仕方ないのに、何だか爽快だ。

「何……したんだ?」

「えっと……とにかく身体の中の流れをスムーズにと……姫様の中のエネルギーが落ち着かなく蠢いている感じだったので……」

 ついでに汗ばんだ身体も清潔に……とも思った。

「ポロは凄いよ姫様。姫様の体内をろ過したんだ。ついでに『浄化』もかけてた」

 ケイは飛び火が来ないかバトル中の方向に目を向けたままキャラに教えてやる。
 一応、魔法使いの端くれのケイには、ポロが訳も分からずかけている魔法が何かが分かった。

「ろ過?」

 ポロがキャラに触れた時、体内のエネルギーが渦巻いて澱みが出来ていた。
 身体の半分以上は水で出来ているので、血液、体液を綺麗にして流れを誘導すれば良いかも、とポロは考えたのだ。

(……あ……)

 その時、もう1人のポロがキャラに向かってパチリとウインクしたのを見て、キャラの頭の中でパズルのピースがカチリとはまる。

「ア……アースは?!」

「分離の魔法陣制作中です」

「エンさん?!」

「バトル中だよ。う〜ん……劣勢だな」

 ケイはクインと意識共有して現状を伝えた。
 クインを通して背中に感じるカリーの柔らかい尻肉が気持ち良い事は黙っておく。

「じゃ、ケイさん!ポロの枷外して!」

「おう!……って……ええぇぇ?!」

 うっかり返事をしてしまったが、まともに魔法が使えない自分に何を言うのか、とケイはキャラを見る。

「大丈夫!やれば出来る!」

「根拠は?!」

「無い!」

 キャラもケイが魔法下手なのは知ってる。
 しかし、キャラは召還魔法しか使えないし他に魔力持ちはケイだけだ。

「だ……で……」

 ケイは口をパクパクさせて断る理由を考えるが……良さそうな言い訳がみつからない。


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