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heel
【教師 官能小説】

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heel-9








「うぉーい、博次、聞いて聞いて!」


鼻の下を伸ばしながら、桝谷が俺の肩を掴んでユサユサ揺すった。


窓の外にはジリジリ照りつける太陽。少し気の早いセミの鳴き声が遠くで聞こえている。


そんな初夏の陽気によく似合う桝谷の笑顔が惜しみ無く俺にも向けられた。


「……んだよ、暑苦しいな」


俺の悪態すらもスルーしている桝谷は、自分の話を聞いて欲しくてウズウズしてるらしく、目が合った瞬間に白い歯並びをニーッと見せてきた。


「あのな、オレ今度の日曜阿部さんと映画観に行くことになったの」


「マジ?」


「マジマジ、大マジ! ダメ元で誘ってみたらオッケーだってよ!」


桝谷の言葉にポカンと口を開ける俺と、嬉しさの余り座っていた椅子から立ち上がってこちらにピースしてみせる桝谷。


何がどうしてそんな進展したのかはわからない。


けれど、桝谷には桝谷の想いのぶつけ方があったのだろう。


「よかったじゃねえか」


「へへん、やっぱりウジウジ悩むのより行動あるのみ、だよな。こないだの雅ちゃんに告ろうとしてるお前見てたら勇気が出てきてさ」


桝谷の口から雅の名前が出てくるとズキッと胸が痛くなった。





――あの後、俺は精魂尽きるまで、と言えるほどに雅の身体を犯しまくった。


拘束した彼女の身体を前から後ろから、欲望のままに貫いて、時にはその精を雅の口の中に放ち、さらにそのままもう一度口の中で奮い起たせ。


雅の達する姿、俺のモノを涙を流しながら咥える姿、更には拘束されていた縄を解いて自慰行為をさせる姿、あらゆる淫らな姿をスマホの動画に収めて雅の目の前で再生したり。


雅は涙を流しながら何度も達し、イッてしまう度に自分が罪を犯してしまったかのように奥歯を噛み締めていた。


悪者にいいように玩具にされるヒロインの反応としては合格点をあげたいほど。


俺は雅のそんな姿が愛しくてたまらなくて、辱しめてやりたいという欲望と、性欲が有り余る若さに任せて外が真っ暗になるまでセックスをしていた。


そして最後の精を雅の化粧の取れかかった顔に放つと、二人で息を切らしながらしばらく放心していた。


全ての淫戯を終えた俺は、青臭い匂いのする雅の顔をティッシュで拭ってやりながら、込み上げてくる想いを告げた。


これからも雅を抱きたい。こんな形で愛してやりたい。


そんな想いを胸に抱きながら、シンプルに「愛してる」と。


何度も俺の名前を呼びながら鳴き続け、自分から俺のアレを咥えては自分の中に導いていた雅の姿を思い出すと、二人は同じ気持ちなんだと確信していた。



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