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露出する女
【痴漢/痴女 官能小説】

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里美 第5話-1

                義父


たった二泊三日だったけど、家に帰ってきてみると久しぶりな気がした。
美枝との関係が断ち切られたとしたら…そんなことなど想像もできないし、もしそうなったら生きていくのにも耐えきれないだろう…里美はそう思った。

落ち着いてみると、日常の何も変わらない退屈な日々。
夫とのおざなりなセックスは、子作りそのもので、触りました、舐めました、入れました、はい終わり…。

(どこの夫婦もこんな感じなのかなぁ)
結婚前は旦那とのセックスも、それなりに楽しかったのに、結婚した途端に事務的なものになってしまった。

子どもが居ればママ友とかもできて、少しは退屈さも紛らわせるだろうけれど、妊娠のにの字の兆候もない。
隣近所は年が離れ過ぎていて挨拶程度の付き合いだし、なんか自分だけが世間から隔離されている気がしていた。

ピンポン ピンポン
(またお義父さんだわ…)

義父は相変わらず、義母と何かある度に里美の家に来ては時間つぶしをしていた。
近頃は里美の家の前の小さな畑を借りて野菜まで育て始めて、鬱陶しくてたまらなかった。

まぁ、家の中に入り込まれて隣近所に変な噂が立つよりは、庭の草取りや畑仕事をしていて、たまにお茶を飲みに上がるくらいで済んでいたから、その辺は助かっていた。

「あっ、お義父さん。またなんか有ったんですね」

「うん…まぁな。。。すまんね」

里美のその言葉に、気まずそうに笑って義父は答えた。
そのまま裏の物置に行って畑仕事の道具を持ち出すと、ベランダの先の畑に行って草取りを始めた。

(かわいそう…)
しゃがんで草取りをしている義父の背中を見て、ふとそう思った自分に少しびっくりした。

(もしかしたら、お義父さんもあたしと同じで退屈で淋しいのかもね。。。)
そう思うと、義父がなんか身近に感じられた。

「お義父さん、麦茶でもどうぞ。暑いでしょ」
洗濯物を干し終わって、畑との境のフェンス越しに義父に声をかけた。

「あっ、ありがとう。じゃぁ一服しようかな」
義父は笑顔でそう言うと、ぐるっと回って庭に面したベランダに腰掛けた。

「いつもすまんね」
義父は冷たい麦茶のコップを受け取りながら、照れ笑いで言った。

「お義父さんも大変ね」
そんな義父を見て、里美も思わず笑って言った。

その言葉に、お互い顔を見合わせて噴き出してしまった。
里美は、それまで自分の中にあった変なわだかまりみたいなものが消えた気がした。

ときたまチラッと見える義父のいやらしい視線も、今日は仕方ないなぁくらいに可愛くも思えた。
さっきから、その視線が薄い生地のミニワンピの胸元や太ももの奥にさり気なくチラチラと動くのを感じていた。



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