投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ノスタルジア
【女性向け 官能小説】

ノスタルジアの最初へ ノスタルジア 26 ノスタルジア 28 ノスタルジアの最後へ

近藤→遠藤-5


「風邪をひく前。僕プレゼントしたけど、あれは間違えてたんだってね・・・」
「・・・まぁ。ね」
「あれは大学で1番モテるやつに聞いたんだよ。ごめん。冗談なんかじゃないんだ」
「・・・うん」
「女性にプレゼントするのは初めてで何をあげたらいいのかわからなくて
相談したんだけど・・・僕からかわれていたみたいだな」
「・・・うん。いつわかったの?」
「風邪が治って大学に行ったら、彼らが『凛さんがお前を探してた、
なんであんなもんで凛さんの気が惹けるんだよ』って怒鳴りに来たから」
「・・・そっか」
「同郷のやつに聞いたら、お前ハメられたんだよ。って」

あたしは苦笑するしかなかった。

「ごめんね。変なもんで」

はじめは・・・
なんだこれ?って思ったものだけど
なぜか、近藤君が一生懸命選んでくれたものなんだろうって思えてきて
捨てることなんかできなかった。

薔薇の花束は逆さにしてドライフラワーにしたし
ワインはテレビの横に飾ってある。

あたし、どうかしちゃったのかな・・・・

今日だって、シュウの約束を伸ばしてまで近藤君と
定食屋さんで夕飯食べてる・・・





ノスタルジアの最初へ ノスタルジア 26 ノスタルジア 28 ノスタルジアの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前