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ようこそ花咲女子寮へ
【ラブコメ 官能小説】

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世界中の誰よりもいちばん-23

「気持ちよかったか?」
「は、はい………… でも、これでいったい…… 何がわかるっていうんですか?」

僕は秋子さんにもっともな質問を返した。
女性にはわからないかもしれないが、
こちとらすべてを出し切った瞬間からすっかり賢者タイムなのだ。
頭はすっきり冴え渡り、もう簡単には誤魔化されたりしない。

「ふむ、焦る気持ちはわかるがまずどれが一番気持ち良かったか教えてくれるか?」

その質問に僕はしばし頭を巡らせた。

「い、一番目は最初だからやけに印象に残っているけど、
 やっぱり射精出来た三番目………… いやっ それは二番目があったからかも……」

何だかやたら真剣に悩んでしまう僕を見て、
くすくすと秋子さんの笑い声が聞こえてきた。

「な、何笑ってるんですかっ 真剣に考えてる最中ですよ?」
「いや、すまんすまん…… 君はホントにいいやつだなと思ってな…………」

なんて事を言いながら秋子さんは、そっと僕の頭の後ろに手をまわしたかと思うと、
ゆっくりと僕の目隠しを外していった。

「んっ 眩しっ………… ってあれ?」

目隠しを外すと、いの一番に僕の目に飛び込んできたのは、
他ならぬ秋子さんの美しい肢体だった。

「そ、そんな近くにいたんですか?」

僕がそう声をかけるも、秋子さんは何故か頬を紅潮させ、
息を大きく荒げながら少しふらふらしているようだった。

「ど、どうしちゃったんですか? そんなに息を荒げて…………」

僕は思わず体を起こそうとするも、
よく見ると秋子さんは膝立ちしたまま僕の体をまたいでいるようで、
股間からは何やら大量の白い液体をべっとりと垂れ流している。

「え? …………そ、それってもしかして」
「どうだった? 正解はみっつともすべて私の体だったんだぞ?」

その言葉を聞き僕は少し、いや思いっきり愕然とした。

「う、嘘ですよね?」
「ふふ、君はいったいなんだと思って果てたんだ?」

頬を紅潮させたまま、意地悪な笑みを浮かべる秋子さん。
僕はしばらくその顔を見つめながら、
まるですべてを悟ったかのように、大きな溜息をついてしまった。


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