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ようこそ花咲女子寮へ
【ラブコメ 官能小説】

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世界中の誰よりもいちばん-17

「んっ…… すごい………… 震えが…… んんっ…… 全然止まらない…………」

はぁはぁと熱い吐息を漏らしながらいまだ小刻みに全身を痙攣させている秋子さん。
確かにいつもイった後、しばらく気持ちよさげに震えているのは知っているが、
こんなにも長い間、激しくその身を揺らしているなんてのは見た事が無い。

「和也ぁ…… すまないが手を…… 手を自由にさせてもらえないか?」

その言葉を聞いて僕は、おもむろに秋子さんから腰を引くと、
肩で息をしながら、特に何の疑問も持たずその結び目をほどいていった。

「はぁっ…… 長時間縛られていると…… 案外肩がこってしまうものだな?」

秋子さんは両肩を回しながら、ゆっくりと僕の方に振り返ったかと思うと、
手探りで僕の体に触れながら、そっとその身を寄り添わせてきた。

「どうだ? 少しはわかったか?」
「え? な、何がですか?」
「だから…… SEXなんてやっぱり自慰行為の延長みたいなもんだったろ?」
「え、ええっ? 何言ってるんですかっ 
 こんなんじゃまったくもって意味がわからないですよっ!」

僕は秋子さんの肩を持ち、問いただすようにその身を揺さぶるも、
どこか不適な笑みを浮かべるその表情を見ては、一抹の不安が過ぎった。

「も、もしかして僕…… 騙されたんでしょうか?」
「うん? 別に騙してなどいないさ……
 ただ私は君の質問の答えを、この身をもって体現しただけの話さ…………」
「質問の答えを体現…………? ですか?」

僕は秋子さんの言葉の意味がまったくもって理解出来なかった。
確かにふたりともいつもより激しく、いつもより興奮していたのは事実だけれど、
それが自慰行為の延長とどう関係すると言うのだ…………

「ふふ…… わからないか?
 それならいっその事…… 今度は君が体感してみるといいんじゃないか?」

そう言って秋子さんは自らの手で目隠しを外したかと思うと、
にっこりと微笑みかけては、すぐさま僕の目にそれを当てがい、
まるでおかえしとばかりに今度は僕の視界を奪っていったのだ。


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