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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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悪魂の結末-13

 涙を枯らした後、武史は気持ちを落ち着かせながら立ち上がる。
 「ちょっと来てくれないか?」
 「え?うん…。」
二階に上がる武史についていく絵里。武史が向かうのは禁断の寝室…いや調教部屋だ。武史は本当の自分を全てさらけ出すつもりだ。
 ドアを開ける武史。電気をつけると家庭的ではない異様な雰囲気のこの部屋を目にして絶句する絵里。
 「な…何これ…」
あまりの異様さに鳥肌が立つ。
 「俺は…優里を愛してなんかいない。優里だってそうだ。俺を愛してなんかいない。」
 「じ、じゃあ何で結婚したの…?」
武史は大きく深呼吸してから口を開いた。
 「昔与えられた苦しみへの復讐の為だよ。俺は優里に復讐する為に今まで生きてきた。妻にしてこれからの優里の人生全てを奪い取り、そして毎日いかなる時も俺を苦しませた代償を払わせるつもりだった。今でも毎晩ここで優里を折檻してるんだ。」
 「な…」
言葉を失う。
 「俺は…」
武史は優里に復讐しようと決心してから様々な女をレイプしてきた事実を包み隠さず絵里に言った。
 「世間を震撼させた…いや、させているあのレイプ犯は…俺なんだよ。」
衝撃的な告白に絵里は驚いてただただ立ち尽くしていた。
 「俺は絵里ちゃんが優里になりすまして俺を虐めた事に気づいてた。だから俺は絵里をも復讐レイプしようとしていたんだ。今日こそチャンスだと思ってた。本当なら今頃、この部屋で絵里ちゃんをこれらの機材で折檻した後にレイプしているところだったんだ。」
 「…」
 「俺は絵里ちゃんをレイプするつもりだった。こんな俺を好きになんてなっちゃいけないよ。絵里ちゃん、悪いがもう帰ってくれ。そして二度と俺の前に現れないでくれ。俺と関わらないでくれ。」
あえて冷たく言い放つ武史。もう優里にも誰にも関わる気はなくなった。全てを終わりにして、自分に乱暴されどこかに消えて行った女達のようにどこか誰も知らない土地に行きたい気分だった。目の前の純粋な優里をレイプしようとしていた自分が嫌に感じた。
 「そうだったんだ…。おかしいと思った。優里が婚約破棄してまで湯島君と結婚するって知った時。よほど湯島君に魅力があるのか、何か大きな理由があるかかと思ってた。結婚してからの優里を見てたら、とても幸せそうには見えなかった。そういう事だったのね…。」
少し怯えながら言った絵里。
 「絵里ちゃんが感じた通りだ。幸せなんて微塵もない。もう終わりにするつもりだよ。たった一つだけ…絵里ちゃんに手をかけないで良かった…。俺なんかを好きにならないでくれ。俺は犯罪者だ。強姦魔だ。絵里ちゃんをレイプしようとしてた最悪な男なんだ。」
絵里との視線を外して言った。


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