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ようこそ花咲女子寮へ
【ラブコメ 官能小説】

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私にも気持ちいいこと教えて下さい-27

「じゃぁさ、少し指を動かしてみようか?」
「なっ なんで? 指なんか動かしたって…………」
「いいからいいから…… その状態でゆっくり中指を動かしてごらん?」
「だ、だってここを触るのは…………」
「大丈夫だって………… 悪い事じゃないってもうわかってるでしょ?」

その言葉を聞いて、しばらくじっと僕の目を見つめるも、
唇を噛みしめ意を決したように頷く風音。

「あっ………… 下着が濡れて…… んっ………… ぬるぬるしてる…………」
「ゆっくりでいいからね…… ゆっくりと上下に動かすんだ……」
「んっ…… な、なんか変な感じっ やっぱり悪い事してるみたい…………」
「それはきっと背徳感だろうね…… でもそれもまた興奮する材料だったりして?」
「やっ…… それってこの本にあった………… あんっ…… やっぱり意地悪っ」

時に笑顔に、時に何とも言えない表情にと、
未知の刺激に風音はまだ気持ちが追いつかない様子だ。
けれど明らかに息は荒ぶっており、どこか興奮を隠しきれないようにも思える。

「どう? 少しは気持ち良くなってきたかな?」
「わ、わからないです…………」
「そうか…… そもそもどこをどう触ればいいかもわからないんだもんね?」
「は、はい………… これでいいのかどうかも…………」

確かに、胸をどうすれば気持ち良くなるかさえわからなかったのだ、
いきなり触った事もない場所をどう触れば気持ちいいかなんて解るわけがない。

「困ったな………… でもさすがに僕が触るわけには…………」
「い、いいですよ? 触っても………… 」
「うん? ───って、ええぇ???」
「だ、だって………… ここまで来たら………… 最後までちゃんと教わりたいから」

なまじ生真面目な性格だからか、こんな時にまで勤勉さが抜けない風音。
そりゃ実際に触って教えるのが一番の近道だけれど…………

「や、やっぱり駄目ですか? こんなトコ触るなんて汚いですもんね?」
「き、汚いだなんて全然思ってないよ???」
「い、いいんですっ 無理しなくても…………」
「無理なんてしてないって!
 そういうんじゃなくてさ…… その…… 僕なんかが触ってもいいものかと……」

風音の突拍子無い発想に思わず狼狽えてしまう僕。
そうだ、もともと風音はそこに触れる事を汚らわしいと思っていたのだ。
なんとか僕に促され自らの手で触る事は出来たものの、
他人がそこに触れるのは抵抗あるものだと考えていても不思議は無い。


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