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満月の黒猫
【学園物 官能小説】

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満月の黒猫-4

「沙織…………てる」
「え?」
聞き返した沙織だったが、すぐにまた痛みに襲われた。まさかこんなに痛いとは。
「全部、入ったよ」
「ね…暫く動かないで…」
「…ごめん…痛い?」
「ちょっとしたら治るとおも…う」

波の音だけが二人の耳に響いていた。
「悠平…さっきなんて言ったの?」
「え…聞かなくていーよ」
「教えて」
「…っ…あ…愛してるって言った//」
「…」
沙織はその言葉に応えるように言う。
「動いていーよ?」

痛みはもうほとんど残っていなかった。痛みと入れ替わるように快感が沙織を包み始める。
「あ…んっゆうへ…い…気持ち…い」
その声に急かされるように悠平は腰の動きを早める。
「やぁ…ぁぁぁぁ…いいっ…イキ…そ…」
「っ俺も…ヤバい…」


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