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ようこそ花咲女子寮へ
【ラブコメ 官能小説】

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主様がお望みとあらば-3

そう言って何度か足を組み替えながら、相変わらずスカートの裾ばかり気にしている雫。
男の僕にはよくわからない事だけれど、たかが布きれされど布きれ、
それ一枚無いだけで、女性は大きな不安を感じるものらしい。

「雫ちゃん?」
「は、はい! なんでしょうか主様!」
「ちょっとその場に立ち上がってごらん?」
「? こ、こう………… でしょうか?」

今時の女子校生らしい少し短めのスカート。
普通に歩いているぶんにはまず平気だろうが、
走ったり風が吹いたりはもちろん、階段を上がるにはかなり神経を使いそうな長さだ。

「雫ちゃんさぁ………… ホントに下着つけていないの?」
「なっ!? 他ならぬ主様の命令を私がやぶるとでもっ…………」
「そうは思わないけどね………… でも見えないんじゃ確認しようがないじゃない?」
「そ、それは………… そうですが…………」

頬を赤らめながらその場で小さく足踏みする雫。
右手で前を左手で後ろの裾をしっかりと握りしめながら、
チラチラと僕の顔を覗き込んでは様子をうかがっている。

「ど、どうすれば………… その…… 主様に信じてもらえるのでしょうか?」
「そうだねぇ…… どうすればいいんだろう?」

僕はそんな意地悪を言いながら、ゆっくりとベッドに腰をつけると、
戸惑う雫の姿をしばらく黙って見つめていた。

「ぬ、主様っ は、はやく…… その…… 私に命を…………」
「うん? 言わなきゃわからないのかい?」
「そ、そうではありませんが…… 命が無ければ私は………… う、動けません……」

この様子を見てもおわかりの通り、雫は僕の命令無しに勝手な行動を取る事はない。
つまり積極的に自慰行為を見せつけたい雪菜とは対象的、
むしろこうして命令を待ち望んでるこの時間こそが、
彼女の至福の時間だと言えるのだ。

「そうか………… なら信じてあげられないなぁ……」
「そ、そんなっ…… 一言っ 主様が一言命じてくれるだけで雫は……
 主様の命をちゃんと実行した証明が出来るというのに…………」

眉を潜め、いまにも泣きだしそうな顔で僕を見る雫。
相変わらず両足はもじもじと交差させ、
下半身には必要以上に力が入っているようにも見える。

「そんなに僕に証明したいの?」
「は、はいっ…… なのでなんなりと雫に命をっ…………」
「そうか…… なら、まずは立ち上がって後ろを向いてごらん?」
「は、はい主様………… こうでしょうか?」
「うん、足を肩幅くらいまでに拡げて…………」
「は…… はい…………」
「そのままゆっくりと………… スカートを腰まで捲り上げてくれる?」


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