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恋する気持ち
【学園物 官能小説】

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恋する気持ち-11

「阿川…辛い?」
荒くなる呼吸の音。
壁に背を付けつま先立ちの状態の阿川は、軽く眉間に皺を寄せていて。
俺は、こいつに無理を強いているのかと不安になる。
「ち、違うの!も…う我慢、できない――…あっ、さ、触って直樹…私の、ここ…っ!」
悲鳴のような、懇願の声が響いた。

――グチュ…

「あっ、んあぁぅ…っ!」
「…はぁ、はぁ、阿川…すごい、濡れてる…っ」
俺の右手は、スカートの下に隠れた阿川の下着の中を這い、そのまま、茂みの奥に涌く泉にたどり着く。
そこはもう、熱く滑りのある淫らな水で
溢れかえっていた。
俺は、こんなにも阿川が濡れていることが嬉しくて、無我夢中で指先を動かし阿川の奥をかき回す。

「ん、ん〜っ!直樹、ダメ…痺れて…はぁ、あっ、変になり、そう…っ」

「ん…。じゃあ、ここは…?」
「えっ…あっ、いやぁっ!そ、そこ…触らない、で…っ、あ、あぁん!」
そっと指先で転がす、阿川の『芽』。
普段は密やかに、慎ましやかにその身を隠しているはずの秘密の部分。
でも今、それはまるでその存在を俺に誇示するかのように、熱く腫れ上がって蜜にまみれている。

「――あっ、あぅ…っ!直…樹っ、はぁ…ん、あぁ、ダメもう、わ、私…っ」
「なに…?」
「あっ…、い、いきそう、なの…っ!ふぁっ、ん、んぁ…あぁっ!」
「…いいよ、阿川。阿川のいくとこ…見せて。気持ち良いって言って…!」
俺は、再び阿川の耳元に唇を戻して囁いて、そのまま、その奥へと舌を這わせていく。
小刻みだった阿川の震えは次第に大きくなって、潤んだ目は俺を見続けているけれど、もう焦点が合わなくなってきている。
それでも、赤い唇を噛みしめながら襲い来る快感に抗おうとしているその姿が、堪らなく愛しい。
抜き差しする俺の指は、更にそのスピードを上げた。
「――あっ、はぁっ、うぅっ…いっいくっ…私…あっ…あぁ、いっちゃうっ!…あ、あぁぁぁぁーっ!」

瞬間。
息をつめた阿川の全身が硬直して。
俺の背中に回した彼女の両手の爪が、そこにくい込んだのがわかった。
指先から伝わる、蠢く阿川の熱が止まらない。

――やがて。
壊れた人形さながらに、阿川は静かに床へと崩れ落ちていった。


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