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艶母と濡叔母 〜僕の性交 成長日記〜
【近親相姦 官能小説】

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第二章 破綻の夜-3

1人の家に帰る気がしなくって、スーパーに行った。
駐車場に向かうスロープを自転車を押して登る。
ヒビの入ったアスファルトの古い駐車場には、ほとんど車が止まってなかった。
自転車を停めてフェンスを越え、屋上へ向かう梯子に飛びついてよじ登る。
白っぽい壁の埃を手で払うと、そこから町が見下ろせた。


人を裏切ることにはトコトン鈍感なクセに、裏切られたり傷つけられることになると途端に繊細になり良識的な思考になる。指に纏い着いた叔母の感触。粉っぽくカサカサとした感触を頬で確かめ、匂いを確かめる。僕は自分の狡さ、卑小さに嫌気がさす。
夫のいない母が誰と付き合おうと、誰に思いを寄せようと、僕には関係ない。
彼女が幸せであるのなら、それが叔父であっても構わない筈だ。
僕は叔父を裏切っている。その叔父が、叔母を裏切り、僕の母と肉体関係を持っている。ただそれだけのことじゃないか。
鼻の奥に、叔父と、そのタバコの臭いが蘇る。




母が帰ってくる。
先の旅行から帰って来て、殊更夜が遅くなっていた。
「連休すると皺寄せが大変なのよー」
聞いてもいないのに母は言った。


僕がアレを発見してしまって以来、僕と母の関係はどこかギクシャクするようになった。
僕が母と叔父の関係を知ってしまった事実を彼女は知らない筈だから、そうしてしまっているのは僕の方だろう。


いつも通りにと思っているが、母の微笑みを、優しさを、素直に受け止めることができない。
母の方も薄々、僕の異変に気付いているらしく、少し顔色を見るような部分があって、心当たりもあるもんだから、二人の歯車は益々すれ違って痛々しい音まで発ててしまう。
いつもの母なら首に腕を巻き付けて来て半ば強引にキスを迫るような場面でも、口元に微笑みを浮かべて敬遠する空気がずっとあった。


「ねぇ、コウちゃん」
風呂から上がってソファーに座った母が、ビール缶を両手に包んでテレビを見てる僕に言った。
「コウちゃん、今、彼女とかいないの?」
遠慮がちに聞く声。
「いないよ」
テレビを見たままそっけなく言う。
ダメだ、こんなんじゃ。フツーにしなきゃ。
そう思う心が言うことを利かない。
「どうして?」
辛うじて言えた言葉がそれだった。
「ううん。別に。なんとなくどーなのかなーって・・」
「何?つくったほうがいい?」
背中を向けたまんま。言葉に丸みを持たせるつもりだったが上手くいかない。
「ううん。そんなんじゃないわ・・」
僕に彼女ができて休みの日や夜遅くまで出かけるようになったら、母は叔父と逢うのだろうか。
妹に嘘をついて、僕の目を盗んで、叔父とセックスがしたいのだろうか?
叔父のペニスをしゃぶらせてもらったり、後ろから入れてもらったりしたいのだろうか?
『すごく欲しいのよ・・わかるでしょ』
そんな言葉で、叔父に従順を誓いたいのだろうか。
僕は気付かず舌打ちをしていた。


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