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インスタント・ラバーズ
【痴漢/痴女 官能小説】

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饗宴の夜-4

「コージ君、そんなにいいもの見えた?」
「は? な、何が……」
「わたしのスカートの中、ずっと見てたでしょう?」
「それは、オバさんが、足を広げているから……」
「オバさんの履いてるパンツが、そんなに気になるんだ?」
「そ、そんなもん、興味ねェよ……」
「そう」

 わたしは、コージの横に腰掛けて彼の手をスカートの中に入れてやった。
 コージは驚いた顔をしてわたしの顔を見ている。
 わたしは、少々上気しながら、そのコージに向けて微笑んでみせた。
 彼の手が、わたしの内もものあたりに置かれている。
 その手のゴツゴツした感触が男を感じさせて、わたしは体をゾクリとさせる。

「あ、アンタ、一体何を考えて……?」
「フフ、若者にオバサン呼ばわりされて悔しいから、挑発してるのよ。こういうことされるの、イヤ?」
「イヤじゃねぇけど、よく分かんねぇよ」
「そう? ユウキ君だっけ、彼が帰ってくるまで、どこを触ってもいいわ。女のカラダ、まだ知らないんでしょう?」
「え……ええ!?」
「早くしないと、ユウキ君、帰ってきちゃうわよ?」

 わたしはコージに恋人のように寄り添ってやった。
 横にいる彼の顔が葛藤に苛まれている。突然の申し出にどうしていいのかわからないのだろう。
 童貞の硬派な若者が見ず知らずの女からカラダを差し出される。
 女とは、わたしである。素敵で、意地の悪いシチュエーションだと思った。
 いくら硬派でも、興味がないはずがない。
 緊張してるのか、少し汗ばんだコージの手が、わたしの内ももを軽く掴んだ。
 わたしは知らずと口角を釣り上げていた。
 ある意味無垢な若者が、自分のプライドよりわたしの肉体を選んだ瞬間だ。
 コージの手が内ももを撫で回し始めると、わたしの気持ちも体も昂ってきた。
 彼の呼吸が荒くなり、手が徐々に中心部に近づき、指のどこかがクロッチに触れた。
 わたしは彼の耳に顔を近づけて、ハーン、と小さく喘いでみせた。
 こうなるともう止まらないのか、コージは指を激しく動かし、わたしの股間を責めだした。


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