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インスタント・ラバーズ
【痴漢/痴女 官能小説】

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饗宴の夜-3

「フフ、二人とも若いんじゃないの? あなた達、歳は、いくつ?」
「俺は十五で大工見習いッス。兄貴は十八で俺の先輩ッスね。免許もとったばっかりなんスよ」
「もう仕事してるのね……でも、あなた達、さっきタバコ吸ってたわよね?」
「ハハ、バレちゃいました? あ、俺ちょっとトイレ」
「……うるせーよ、オバさん、さっきから。俺達に何か用なのかよ?」
「用がなければ、お話しちゃいけないかしら?」

 茶髪の男は、用を足しにコンビニの中へと消えた。
 わたしは、金髪の男の正面にしゃがみ込んで、じっと彼の顔を見つめてやる。
 オバさんと言われて、少々ムッとしたが、ツッぱった感じが可愛らしくも思える。
 思ったより二人の歳が若かったが、こういう男の子を手玉にとるのも悪くないかもしれない。
 金髪の男は、ギョッとしたような顔をして、わたしの股間をチラチラと伺っている。
 タイトスカートのまましゃがんでいるので、彼の位置からはわたしのショーツが微妙に見えているかもしれない。
 もちろん、わざと見えるようにしているのだ。
 普通に生活していて、知らない女性のスカートの中など見る機会はあまりないだろう。
 まして、彼らは女と付き合った経験すらない。
 わたしの顔と股間を、見比べるようにして見つめている。
 ただ、この薄暗がりの中では、どこまで見えているのかわからなかった。

「ねぇ、あなた、名前はなんて言うの?」
「…………」
「ねぇ、名前、聞いてるんだけど?」
「あ? ああ、俺はコージ、今トイレに行った奴はユウキ」
「ふぅん、可愛い名前ね」

 わたしは、足を少し広げてやる。
 コージと名乗った、強面の金髪の男が、臆面もなく身を乗り出しそうにわたしのスカートの中を凝視している。
 履いている下着は、シンプルな白いものだったが、彼らにとってはそれでも女性を感じさせる貴重なシンボルなのかもしれない。


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