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幼馴染のお姉さん
【コメディ 官能小説】

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幼馴染のお姉さん-7

「……春香さん」
 邪魔はさすがに言い過ぎたのかもしれない。いくら春香さんでも邪魔と言われれば、少
なからずショックを受けるよね。
「すいません春香さん。邪魔って言ったのは訂正します」
 ペコリと頭を下げて春香さんに謝罪をする。
「んふふ〜和樹くんにそんな風に謝れちゃったら何も言えないわね〜よし、許しちゃおう」
「あ、ありがとうございます」
「いえいえ〜」
 春香さんから普段の笑みが戻り、冷たい空気も収まる。
「そういえば春香さん、何か俺に用事があるんですか?」
 まぁ、この人の場合用事がなくても勝手にきそうだけど。
「うん〜実は和樹くんにちょっとしたお願いがあるの〜」
「……女装はしませんよ」
 一瞬、昨日の悪夢が甦り、女装だけはしないと宣言をする。
「それはもうどうでもいいのよ〜」
「どうでもいいって……」
 昨日、あんな恐喝をしてまで俺に女装をさせたというのに、どうでもいいとか悲しすぎるわ!
「あのね〜私を痴漢して欲しいのよ〜」
「はいはい、痴漢ですか。痴漢…………はぁ!? ち、痴漢っ!? な、なな、何を言っ
ているんですか!?」
「だって〜痴漢がどういうものか体験してみたかったんだも〜ん」
「体験してみたいって……」
「和樹くん的にもオイシイ思いが出来るんだからいいでしょ〜? ね、私を痴漢して〜」 
 スリスリと身体をこすり付けてくる春香さん。その……身体をこすり付けてくるたびに、
春香さんの柔らかいモノが俺の身体にふにふにと当たるわけで……それになんだかいい匂
いとかしてくるし……
「……痴漢をするって具体的にどうすればいいんですか?」
 流石にバスや電車という乗り物に乗って痴漢をするのは嫌だぞ。スリルはあるかもしれ
ないけど、捕まる可能性を考えると合意の上とはいえ、やりたくはない。
「ん〜此処でいいわよ〜」
「此処で?」
「うん〜だって、どんな感じなのかを味わいたいだけだから〜別に乗り物に乗る必要はな
いし〜それに、他の人にそういうのを見られるのは恥ずかしいわ〜」
 あぁ、春香さんにも恥ずかしいって感情はあったんだ。いつもいつも、俺に変なことを
してくるから恥ずかしいって感情がないのかと思ってたよ。
 つーか、恥ずかしいって思いがあるのなら、痴漢して欲しいとか言うか?
「そんなわけだから〜サクッと痴漢しちゃって〜」
 飄々と痴漢するように言ってくる春香さん。ほ、本当に痴漢行為をしていいのだろうか?
「……あ、あの、本当にやっていいんですか?」
「ええ〜和樹くんの思うように私の身体を撫で回していいのよ〜」
「わ、分かりました……」
 ほんと、春香さんの突拍子もない行動は理解出来ないけど、ここまで言われて何もしな
いわけにはいかないか。
 それに、女の人の……春香さんの身体を撫で回す機会なんてそうそうないし、どうせな
らいっぱい堪能するとしようか。
「――で、では、行きますよ」
「うん、来ちゃって〜」
 後ろを向き、いつでもかかってこいと言わんばかりのポーズを取る。
 よ、よし……まずは春香さんのお尻。そこから触っていこう。
「……んっ」
 軽く手を触れた瞬間、小さな声が漏れる。春香さんのお尻は、スカートの上からでも充
分分かるくらいに、柔らかかった。
 その柔らかいお尻をゆっくりと撫で回す。お尻の形を確かめるように、柔らかさを堪能するように。
「はっ、んぁ……んっ」
 ピクピクと身体を震わせながら俺にお尻を撫でられ続ける春香さん。その反応を楽しむ
ように、ガシッとお尻を鷲掴みにする。
「んぅっ!?」
 お尻を鷲掴みすると、先ほどのような小さい身体の震わせかたではなく、ビクンと大き
く身体を震わせた。
「……春香さんのお尻、柔らかいですね……」
 単純に触り続けるのも悪くはないのだが、こういう風に耳元でわざとらしく相手の恥辱
をそそるような言葉を発するのもいいだろう。
 これできっと春香さんは更に――
「んふふ〜そうでしょ〜お姉さんの身体は――女の子の身体は柔らかいんだぞ〜」
 な――っ!? ぜ、全然動揺していないだと!? ふ、普通ならここで頬を赤く染め、
『ば、ばかぁ……そんなこと言うなぁ……』みたいな可愛い反応をするもんじゃないのか?
 それなのに――なんでこの人は……
「ふふ〜もっと触っていいのよ〜」
 物凄く余裕の表情である。触った時の反応は、可愛らしいのに言葉を発する時は余裕の
ままである。この余裕を崩してやりたい。痴漢プレイとはいえ、俺の力で春香さんを屈服
させたい。唯我独尊の春香さんを。
「分かりました。では、もっと激しくいきますよ」
 今までは片手でお尻を触っていたが、今度は両手でお尻を鷲掴みにする。
「ぁ……んっ」


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