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活き作りにされた日
【SM 官能小説】

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活き作りにされた日-2


 強田はわたしのからだのすぐ脇にあぐらをかいた。
「しかし、この縛り方は悪どいねえ。膣のひだひだまで拡がっちゃってるよ」
 強田がわたしの恥ずかしい部分を覗き込んで言った。
「ねえ、黒崎さん、このソーセージ、抜いちゃっていい?」
 黒崎はソファに深々と腰掛けて煙草を吸っていた。
「どうぞ、お好きなように。おれは一晩中楽しんだのでもう食傷気味なんでね」
 わたしのからだに刺し貫かれていた残酷な杭が引き抜かれた。
「ずいぶん深く突きたてられていたもんだ」
 感心したように強田が言った。
「しかし、なんか臭うなあ」
 強田が鼻をひくひくさせた。
「いったい、なんの臭いだ?」
 黒崎が答えた。
「腸液の臭いだよ。佳代ちゃんの尻の穴に悪さを仕かけるときまってこの臭いがする。無理に突っ込んだとき直腸を保護するために分泌するんじゃないかな。別に嫌な臭いじゃないけど、尻の穴でやった後にはおれのからだにまでこの臭いが染みついたような気がするよ」
 わたしはわたしの腸から液が分泌して、その液が臭うということを知らなかった。そのことをはじめて知らされて、わたしは恥ずかしくてからだの芯が熱くなった。
「へえ、さすが黒崎さんだ。女のからだに関しては、ずいぶん詳しいねえ」
「それほどでもないが、ちょっと面白いものを見せてやろうか」
 黒崎が立ち上がって戸棚からなにか出そうとしている。
 わたしは背筋が冷たくなる思いがした。
 黒崎はまたあれをやろうとしている。
 わたしは、からだの下に敷かれた手首が泣き叫びたいほど痛むのも忘れてもがいた。
「いやいや、あれはいや、死んじゃう。死んじゃう。佳代、ほんとうに死んじゃう」
 がんじがらめに縛られているのに無理にもがいたものだから、ロープがからだに食い込んでさらに苦しくなった。異常な角度に折り曲げられたひざが痺れて感覚がなかった。
「そうか、そんなに怖いんか」
 黒崎が冷たく光る金属製の棒を、わたしの目の前にかざした。
 わたしの目からとめどもなく涙が流れ落ちた。
「黒崎さん、この子、えらく怖がってるぜ。なんなんだい、その医療器具みたいなものは?」
「尿道用のカテーテルっていうもんだよ。こんな具合に使う」
 黒崎はわたしの尿道にカテーテルを挿入した。からだのなかに異物が挿入される刺激に、鳥肌が立った。
「あっ、うっ」
 カテーテルが膀胱に達し、尿道から尿があふれ出した。
「あぶねえ」
 黒崎はカテーテルを引き、タオルをわたしの恥ずかしい部分にあてがった。
「絨毯を汚しちまうところだった」
 わたしはショック状態に陥り、息をするのがやっとだった。
「これで膀胱の弁を押すと小便が噴き出すってわけだよ。ただしちゃんと消毒しないと尿道炎になっちまうから、誰にも使わせない」
「いいよ、そんな気持ち悪いことしたくもない。おれなんか、尿道がどこにあるかさえ知らなかったんだよ。一瞬黒崎さんがこの子の下腹部に棒を突き刺したのかと思ったよ」
 わたしは嗚咽がこみ上がるのをこらえることができなかった。
「かわいそうになあ、こんなことまでやられてるのかよ」
 強田が泣きじゃくるわたしの顔を見下ろして言った。
 男たちの「かわいそう」は信用できない。わたしをさらに羞恥地獄に陥れたいという悪意がひそんでいる場合が多いのだ。
 そのうち、縛り上げられたからだが苦しくて苦しくてたまらなくなった。
「いや、いや、痛い、足が切れそう、ロープをほどいて‥‥」
 わたしの声は、悪夢にうなされたうわ言のようだったろう。
「おい、黒崎さん、いいのかよ。足の先が紫色になってるぜ」
「おっと、もうそろそろ限界だな」
 黒崎がようやくわたしの全身をぐるぐる巻きにしていたロープを解いてくれた。


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