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活き作りにされた日
【SM 官能小説】

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活き作りにされた日-1

 玄関のチャイムが鳴った。黒崎が客を招き入れるためにソファを立った。
 黒崎が呼んだ男が来たのだ。 
 わたしは観念して目を閉じた。見ず知らずの男に、こんな姿を見られるなんて。
「わあ、こりゃひどい」
 応接間の床に転がされたわたしの哀れな姿を見て、客は驚きの声を上げた。
「朝っぱらから、こんな悪どいものを見せられるとは思わなかったよ」
 わたしは丸裸で仰向けにされ、両ひざを押し拡げられた「おむつ交換」の姿そのままに縛り上げられていた。おまけに、手を後ろ手に縛られており、わたしの恥ずかしい部分は天井に向かって開け放たれていた。
「うわあ、まるでローストチキンみたいだな。足の開き方が、毛をむしられて鉄の棒を刺し貫かれた鳥の丸焼きそっくりだ。それにしても、こんな苦しそうな縛り方ははじめて見たよ。この子、大丈夫なのかい?」
 どんなにもがいても逃れることができなかった。縛られる間じゅう、わたしは泣いて黒崎にやめてくれるよう哀願したのだが、聞き入れてもらえなかった。
「強田さんに見てもらおうと思って用意したんだよ。どうだい、ちょっとした見物だろう」
 強田と呼ばれた男が、わたしににじり寄ってきた。
「なんとまあ、この子は縛り上げられたうえに尻の穴と膣にサラミソーセージを差し込まれてるじゃないの。かわいそうに」
 本気でかわいそうと思っているわけがない。その証拠に、強田はわたしのからだに突き刺さったサラミソーセージを二本とも指でつまみ、ぐりぐり回しはじめた。
「あああああ‥‥」
 わたしは思わず声を上げた。二本のソーセージは太かった。からだに受け入れられる限界の太さだった。
「お、いい声で鳴きやがる」
 残忍な口調だった。
 強田という男は人相も凶悪だった。殴られて潰れたように鼻すじが折れ曲がっていた。色は浅黒く、いかにも肉体労働者らしい体格だった。
「黒崎さんは、いつもこんなことして遊んでるのかい?」
 あきれたように強田が尋ねた。
「そうだよ」
 いともあっさり黒崎は答えた。
「しかし、この子、こんなことされてよく逃げ出さないね」
「そりゃそうだよ。生活のいっさいの面倒をみてるからね」
「生活の面倒みてるからって、こんなことされて普通の女なら自殺しちゃうかもしれないよ。いったい、どうなってんだよう」
 黒崎は、見ず知らずの他人におぞましい痴態を見られて恥ずかしさにほてったわたしの頬をてのひらでピシャリと叩いた。
「そりゃ、この島津佳代さんが、本物のマゾ女だってことだよ」
 強田がごくりと唾を飲み込んだ。わたしに手ひどい仕打ちを加える想像をしたに違いない。
「しかし、こんなかわいい子が、よりにもよってそんな変態だとは。なんだか残酷だなあ」
 そんな会話を交わしながらも、強田は二本のソーセージをひっきりなしにぐりぐり押し込んだり、引いたり、回したりしているのだ。
 わたしは内蔵をこね回される苦痛に、唇を噛み締めてたえた。
「しかし、こんな天気のいい日に、朝っぱらからこんなふうにからだをもてあそばれて、ひーひー言わされるってのも、つらいよねえ」
 強田がわたしの顔を覗き込んで言った。
 わたしは目をそむけた。ほかにどうすることもできなかった。
「うん、いい、いい。そうやって羞恥にあえぎながらも、じっと堪えているところが、なんともいえず、そそるねえ」
 どうにもならなかった。わたしは飢えた狼の前に投げ出された柔らかい肉だ。どうあらがっても逃げられない。できるだけ苦痛が伴わないよう、ひと思いに噛み砕かれることを願うばかりだ。しかし、男たちはわたしが苦痛にあえぐ姿を見て悦ぶのだ。


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