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親友への謝罪・・・・・・
【熟女/人妻 官能小説】

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親友への謝罪・・・・・・-2

「あっ・・・悪かったな思い出させて・・・もうやめようか?・・・この話・・・・・」

自分の馴れ初め話に嫌気をさしていた俺は、終わる良いきっかけになると思い希一に問い掛けた。

「あんなババア達の事は別に良いよ・・・だからもう少し詳しく聞かせろよ?」

ババアと一方的に言う所から、離婚の問題は母親にあるのが明白だった。
それが浮気が原因となれば、希一の心境もなおさら複雑だったはず。
思春期の希一にしてみれば、母親が他の男と営む姿などすぐに想像できた。
さらに、親友と称した俺は、年上女とのセックスにうつつを抜かす、性欲まみれの友人。
まだ童貞の希一にしてみれば、人のセックスの話など針のむしろだったに違いない。
それでも、探究心を見せる希一の姿は、俺の胸を締め付ける思いにさせた。


・・・・・・俺の胸を締め付ける・・・・・・


「ダンスが終わってから俺達、屋台とか手伝っただろ?」

「あっ・・そうだったな確か・・・俺は見廻りとかさせられたけど・・・お前とは別々だったよな?」

「俺は焼き鳥を焼いてたんだけど・・・その時・・・声を掛けられて・・・・・・」

「焼き鳥を焼いて!?・・・・・・」

「ああ・・・ただ、回りがみんな知ってる人間だから・・・彼女には口止めされてたんだ」

「あの時、屋台で・・・回りが知ってる人間・・・・・・。確か屋台には俺達の学校の生徒と先生・・・それにボランティアの青年部の人・・・・・・。あっ・・・もしかして田所の姉ちゃん!?・・・確か居たよな!?」

同級生の男子生徒の姉で、ボランティアの青年部の中にいた。
お世辞にも容姿が優れてるとは言い難く、俺の好みを知る希一にしてみれば、ただ驚愕するしかなかった。

「ま・・まさか・・・・・・」

もちろん、該当する人物では無かった。

「あ〜!!・・・ひょっとして!?・・・・・・」

希一は、何かに勘づいたらしい。
俺は少し喋りすぎた事を後悔した。

「本村先生だろ!?・・・確か離婚したばかりだよな?・・・・・・」

「ち・・違うよ・・・・・・」

「でも・・・お前・・・あの時、一緒に仲良く焼いてただろ?・・・焼き鳥の屋台には他に学校の生徒しか居なかったし・・・大人で年上の女の人は本村先生しか考えられないよ」

「ちょっと、落ちつけよ・・・・・・」

「落ち付いてられるかよ・・・だって本村先生は最近離婚したばかりだし・・・その相手は元教え子だろ?。だったら・・・つい寂しくて、また教え子にっても考えられるよ。それに・・・本村先生は美人だから・・・俺もつい想像しちゃって・・・・・・」

本村と言う女性教師は、俺のクラスの副担任を担当していた。
歳は三十路を過ぎたばかりだが、希一が言う通りに容姿には優れていた。
半年ほど前に離婚したばかりだが、別れた旦那が元教え子で生徒の間でも話題になっていた。
それだけに、祭りの時に親しくしていた、俺との関係を希一は疑った。
歳に関しては一回りも離れており交際するには不自然すぎたが、希一がオナニーのネタにする様な事を促す所から、同じ年の俺でも疑ったのだろう。
ただ、希一の思惑とは大きな食い違いを見せていた。

「まさか・・・いくら何でも歳が離れすぎだろ?。確かにお前の言う通り美人だけど・・・だったら・・・俺みたいな子供相手するより他にもいるだろ?。それに・・・生徒と先生の恋愛なんてドラマじゃないんだから・・・離婚した旦那だって、たまたま何だよ」

「じゃあ誰なんだよ!・・・あんな子供と老人の学芸みたいな所に誰が居るんだよ!?」

友達の慣れ合いのつもりだったが、急にイラついた希一は、俺の胸ぐらを掴み強い勢いで迫ってきた。

「だから・・・知ってる人間が多いから口止めされてるんだよ!・・・特にお前なんか・・・・・・・」

プルル・・・プルル・・・・・・

突如、希一の携帯の着信音が鳴った。
希一の挑発で頭に血が上り掛けて、危うく事実を言いそうになっていた俺は、窮地に一生を得た気持ちだった。

「あっ・・ババアからだよ・・・・・・」

携帯の表示画面を見て、希一は言った。
母親からの電話らしい。

「あ〜俺だ・・・あ〜・・・あ〜・・・分かった・・・お〜・・・・・・」

希一が電話に出ると、一方的な覇気のない返事ですぐに切った。

「また・・・今日も遅くなるってよ・・・だから、御飯は作ってあるから一人で食べてなさいって・・・たく・・・ガキじゃね〜んだから、いちいちうるせ〜んだよな」

俺との口論で息巻いてた希一だが、母親の電話に冷静になると落ち着きを取り戻していた。
だが、電話を切った時の複雑な表情をした希一の顔を、俺は見逃さなかった。
母親が遅くなる理由を、希一は勘付いてたのだろう。
それを思うと、希一の近況に同情しながらも、年上女に想い馳せて半立ちさせる自分が愚かに思えた。
俺は心の中で、希一にただ謝るしかなかった。


『すまん希一・・・すまん希一・・・・・・』


・・・・・・すまん希一・・・・・・半立ちしている俺で・・・・・・



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