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三叉路 〜three roads〜
【学園物 恋愛小説】

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ざわめき-8

こんな風にコロコロと付き合う相手を替えていた郁美が、必死にやり直したがっていた相手が土橋くんで。


郁美にやり直したいから協力してと頼まれたときは、できるだけ頑張ったつもりだったけど、もしまた同じように協力してと頼まれたら、今の私は首を縦に振れるだろうか。


私は、自分の気持ちがよくわからないけれど、彼の存在は日ごとに大きくなっていくのは自覚していた。


学校で廊下に出ると、ついついアイツの姿を探している。


話しかけられるのを期待している。


たまに二人で過ごす昼休みが待ち遠しく思う。


こんな毎日が楽しくて、土橋くんと過ごす時間がいつの間にかとても居心地のいいものになっていたので、郁美の話題は私の心の意識していなかった部分をざわめかせた。


土橋くんと郁美は正式に別れたし、私と土橋くんはただの友達なんだから何も不安になることはない。


頭ではわかっていても、一度脳裏に浮かんだなんとも言えないモヤモヤした気持ちが、しばらくつきまとっていた。




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