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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第10話-6

「葵くん……」
「誠治さん……」
 お互いの陰部を慰めあった後は、いよいよ本番が待つのみである。二人は身に着けていたものを全て脱ぎ払い、生まれたままの姿になって、ひとつになろうとしていた。
「ん……」
 唇を重ね合わせ、互いの想いを寄り添わせ、そして、気持ちを昂ぶらせていく。
「いきますよ…」
「はい……きて、ください……」
 誠治がその中に身を入れやすいよう、葵が脚を開く。少し拭いたが、まだ煌きの残る葵の陰部が、誠治の眼下に晒されて、彼の腰にそびえる屹立の硬度がいや増しに増した。
 ぬ、とそのまま先端を葵の秘花の中心に押し当てる。

 ずぬり…

「ん、うくぅっ……!」
 と、剥き身のそれは、葵の抵抗を全く感じない様子で、根元まで一気に埋没した。
「ああ、とても……暖かいですね……」
 2週間ぶりとなる、葵への挿入である。誠治は、その極上の感触を思い出すように、自己の屹立を葵の中に埋め込んだまま、陶然とした様子であった。
「感じます……誠治さんの、とても熱い……」
 葵もまた、久方ぶりに胎内に迎え入れた誠治の感触を、胸に湧き上がる愛しさと共に反芻しているようだった。
「愛していますよ、葵くん……」
「私も……私も、愛してます……ん……んちゅ……ん…」
 想いをはっきりと伝えられながら、唇をもう一度塞がれる。上下に繋がった二人の想いは、まるでその結合が解けることを望まないかのように、長い時をそのままの状態で過ごさせていた。
 とはいえ、やはり動かないままではいられない。
 繋がったまま何度も唇を交し合っていた二人だが、誠治が体を少し起こすと、ゆっくりと腰を前後に揺すりたてた。
「ん、んあぅっ!」
 奥を突かれ、葵が性を謳う。普段の声よりも一段高いその歌声は、誠治の官能をより興奮させる、彼にしか耳に出来ないものだった。

 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…

「あんっ、んんっ、んふっ、んぅっ!」
 腰の突き上げにリズムを合わせて、葵の歌が続く。単調ともいえる動きではあるが、曲の導入部であることを思えば、盛り上がりはこれから。次第に昂ぶっていくのであろう。

 ぐちゅ、ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅっ、ぐちゅっ…

「んくっ、んんっ、んあぅっ、あんっ……!!」
 胎内を刺激しながら、誠治の屹立が行きつ戻りつ、リズムを刻む。その動きに合わせるように、小ぶりだが形のよい葵のバストが、上下にプルプル揺れていた。
「………」

 むにゅっ…

「んはぅっ!」
 それを見て、手を出さないというのは、無理な話である。
 誠治は両手で葵のバストを鷲掴むと、力を入れすぎないように注意しながら、極上の手触りをたっぷりと堪能することにした。

 ぐちゅぐちゅっ…!

「んひぁぅっ!!」
 もちろん、腰の動きは継続したままで、である。
「はぁ、はぁっ、はぁんっ、はぁっ!」
 上下の性感帯を刺激されて、葵はもう堪らないといった様な様子で、興奮をそのまま零すような、熱い呼吸を繰り返していた。


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