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続・天狗屋物語
【SM 官能小説】

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続・天狗屋物語(前編)-6

彼女は、何かにとりつかれたようにオレの股間に深く顔を埋め、貪るように幹樹をしゃぶる。

ときにすっぽりと口の中に肉棒を深く咥え込み、頬をすぼめながら、唇で強く擦り上げ、粘る
ような蠕動を繰り返す。さらに唇と舌での亀頭や鈴口へのデリケートな愛撫のタッチは、彼女
の顔からは、とても思い浮かべることができないほど絶品のテクニックだった。

昔は何をやっていたのかは聞いたことがないが、なんとなく妖しい夜の匂いのする女だと、ハ
ルミおばさんを初めてみたときに思ったオレの感はあたっているような気がする。

そして、彼女がオレの亀頭の柔肉を咥え、甘く前歯でしごいたとき、熱を帯びたオレの肉幹の
奥が喘ぐようにビクビクと小刻みに震え、一瞬、幹芯が淫靡な疼きを弛ませると、オレはおば
さんの口の中でドクドクと精液を放出したのだ。

でも…

美味しそうにオレの白濁液をごくりと飲み込んだ彼女の咽喉が蛇のような淫猥な蠢き見せたと
き、オレのチンチンは、なぜか怯えるように急速に縮みあがり萎えていったのだった…。



堀田のおごりで、久しぶりに高級寿司屋にしけ込む。

「燿華…いや、谷 舞子は、いつやるんだよ…もう少しであの仕置き部屋も完成だぜ…」
厚ぼったい唇に寿司を頬張った堀田が、酒で酔った顔を赤らめながら言った。

「あせる必要はないぜ…いろいろ楽しみ方を考えているところだな…」
そう言いながら、オレは、寿司屋の女将さんの色っぽい尻のラインに、舐めるような視線を
這わせながら、冷酒をごくりと飲み干す。


堀田の素性は詳しくは知らないが、暴力団にいた頃に締めあげた女たちの話を自慢げにする。
彼の話を聞いていると、ただのSMマニアというより、拷問マニアに近い。オレの背筋がぞっ
とするようなことを好んでいる。

オレは、縛りも責めもやるが、女のからだに血が滲むような傷をつけることはしない。ところ
が堀田はSMとしてはかなり烈しいハードプレイの嗜好者なのだ。相手が恥ずかしがることは
もちろんのこと、嫌がり、痛がるところまで徹底的にやらないと満足しないらしい。

「自称マゾだなんて言っている女は、まだ甘い気分に浸ろうとしている程度の女だね…オレは、
柔なM女を本物のマゾ女に変えることに悦びを感じているんだ…女が嫌がることや痛がること
で徹底的に責め上げ、失神寸前の性的快感を与える…そのためには拷問に近いこともやる…こ
の快感が癖になる女こそ本物のマゾってわけだ…」

顔を赤くした堀田は、妙に哲学めいた持論を自分に酔ったように流暢に語る。そのときの堀田
の豚のような瞳に、猟奇的なヤバイ雰囲気をふと垣間見たような気がした。

まずかったかな…こいつを仕置きの仲間に入れたことを、オレは少し後悔している。

「谷 舞子」が、全裸に剥かれ、この男の拷問的なプレイの餌食にされることを想像すると、
なぜか胸が苦しくなる。


そして、そろそろ店を出ようと立ち上がったときだった…。酔った堀田が薄い笑いを浮かべ、
ポツリと言った。

…ところで、オレが「谷 舞子」という女を、なぜ昔から知っているのか、聞きたくないか…




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