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狐もふもふ
【ラブコメ 官能小説】

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出会い〜そして〜-17

「コンさん」
「な、なんじゃ……んむっ!?」
 違うモノで痛みを忘れさせてみよう。この行為が実際に意味があるのかなんて僕は知らない。
 だけどもし、これでコンさんの痛みが和らぐなのなら、それは……
「んちゅ、ちゅ……はっ、んん、ん……っ、んぅ」
「んむ、ん……っ」
 何度も唇を重ね、舌で口の中を蹂躙し、唾液を流し込む。少し前にコンさんが僕にした
数々の行為。それらを返すかのように僕も同じ行為を繰り返す。
「んぁ、はっ……ば、バカ者……んっ、そんなに、激しく……するで、ない」
「でも、コンさん。キス……好きでしょ?」
「うぐ……っ、若造のくせに……んっ、はぁん」
 なんとか、コンさんも膣内に異物が入ることによる痛みを忘れてきているようだ。
 これなら、後少しで全部入りそうだ。
「ん、んはっ、ぁ……あっ、ぜ、全部入ったかの……」
 狭い膣内を突き進み根元まで挿入することが出来た。コンさんお膣内はキュウキュウと
締まりながらも、温かく僕のチンコを包み込んでいる。
「まったく、お主は挿入しておる最中だというのに、いきなりキスをしてきおってからに
……少しは空気というものを読んだらどうなのじゃ?」
「はは、すいません」
 本当は僕なりに空気を読んでの行動だったんだけどね。まぁ、コンさんが痛みを忘れて
くれてたから、よしとしよう。
「互いの性器を結合させるというのは、不思議な感覚じゃな。お腹に違和感を感じるのに、
何処か幸せな気分になれる」
「そう、ですね……」
 ただ快楽を求めるだけではなく、もっと何か別の――
「ふふ、しかしエッチをする以上、互いに快楽を求めるのも重要じゃ。故にそろそろ腰を
動かすとしようかの」
「だ、大丈夫なんですか?」
 根元まで挿入が出来たとはいえ、まだ入ったばかりだ。痛みが完全に消えたわけではないはずなのに。
「私を誰だと思っておるのじゃ? 稲荷神の神使じゃぞ。この程度の痛みとうに忘れたわ」
 そんな強がりを言いながらコンさんは自身の腰を上下に動かし始めた。
「うぁ、く……っ」
 何か言ってやりたいのに、コンさんの膣内が気持ちよ過ぎて言葉が出ない。
 ただ締め付けるだけではなく、程良い緩急で締め付けてくる。そして中のザラザラとし
た膣肉が更に刺激を高めてくる。
「ぁ、あ……あっ、んっ、んく……ふっ、ふ……あぁあ」
 そしてコンさんのこの喘ぎ声だ。耳元でこんなイヤらしい吐息を聞かされてしまっては――
「あっ、あああ、あぁ、んっ、あんっ! あ、あ、あっ」
 じゅぷ、じゅぷと、流れる水音。激しく淫れるコンさん。うねる膣内。
 それら全てが僕のチンコに僕の気持ちのいい場所にくる。
「はんっ、あぁ、あっ……ど、どうじゃ? わ、私の中は気持ちいいじゃろ」
「は、はい。凄く気持ちいいです」
「ふふふ、わ、私も……お主のモノを中で存分に感じておる」
「く、ぅ……っ」
「んぁっ、あぅ! 中で、私の中でお主のモノが蠢いておるのじゃ!」
 コンさんのテンションも段々と上がってきているように感じる。
 腰を動かすスピードも上がってきているし、声も激しくなってきている。
「あぁんっ! んっ、ふっ……あん、あっ……お前さんの得物で……お前さんのチンコで
私の中をかきまわして欲しいのじゃ!」
「こ、コンさん、僕もう――」
 挿入したばかりなのに、もうそろそろ限界が近づいてきていた。すでに一度射精してい
るのにこの体たらく――正直、情けないと思う。
 だけど、気持ちいいのだから仕方がないじゃないか。
「出したいのなら出してもいいのじゃぞ。お主の精、私に注いでくれ」
「あ、くぁ――っ!」
 許しを得た瞬間にコンさんの膣内で精液が放出された。コンさんの膣内、子宮内に注ぎ
こまれる僕の精子。ドクドクと流れ、膣内を精子で満たす。
「出ておる……お前さんの精子が私の中に溢れてきておるのじゃ……」
 膣内から溢れてきている精子を愛おしそうに見つめながらコンさんが呟く。
「今更ですけど、中に出してもよかったんですかね?」
 勢いで出してしまったけど、あまり中に出すのはよくないんじゃ……
「別に構わぬよ。私とお主では種類が違うのじゃから。それにまぁ、仮にお主の子供が出
来てしまっても私は構わぬがな」
「コンさん……」
「お主も男なら責任の取り方くらいは心得ておるのじゃろ?」
「…………はい」
「ふふ、ふ……実に楽しみじゃな♪」
 楽しみ……ですか。まぁ、確かにコンさんの子供なら僕も見てみたいかな。きっと可愛
らしい子供が生まれてくるんだろうな。
「ふぁ……」
「む。眠くなってきたのか?」
「そうみたいです……」
 僕自身あまり体力は消費していないはずなんだけど、凄く眠くなってきた。
「眠いのなら寝るといいじゃろ。私が側で見ておるから安心して眠るといい」
「……ありがとうございます」
 まだ時間的に早いけど、てかまだ朝なんだけど眠いのだから仕方がない。コンさんに甘
えるように眠るとしよう。

「愛しい愛しい、あの時の子供。私はお前さんを絶対に離しはせぬぞ♪」
 コンさんの愛の告白を受けながら僕は眠りについた。
 うん、僕もコンさんのことが――大好きですよ。
 これからもお世話になりますね。コンさん。


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