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【その他 官能小説】

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「あんっ、だめ・・・・・・。」
 洋館のような建物の一室。四方を本棚に囲まれた小部屋のソファの上。応接用の大きな革張りのそれに、わたしの身体は沈む。彼は覆いかぶさり、執拗にわたしの乳首を舐める。舌を絡め、口に含んで転がし、吸いつく。
「君の否定は、もっとしてほしいって意味でしょう?」
ほほえみながら意地悪を言う。彼は舌での愛撫を続けながら、もう片方の乳房を優しく揉み始めた。気持ちいい。胸への愛撫だけでいってしまいそうな気がする。そもそもわたしは乳首が弱い。こんなにしつこく舐められてはたまらない。彼に舐められた乳首は、びんびんに勃ち上がって、よけいに感度を増している。
「あっ・・・・・・」
 彼の手が不意に秘部をなぞり、思わず声が漏れた。
「すごく濡れてる。かわいい」
耳元でそう囁いて、なぞっていた指をそのまま中に沈めた。
「はあん・・・・・・。気持ちいい・・・・・・」
 彼は手がきれいだ。指が細長くて、手のひらもそれに見合う大きさをしていた。彼の手が好きだった。その大好きな手が、わたしに触れ、なかをかき回している。そう思うだけでくらくらする。
「凜ちゃんはここが弱い」
「ああっ、だめ、先生、お願い、やめて・・・・・・」
わたしの特に感じる場所を一発で捉え、丁寧に長い指で擦る。思わず彼の背中に腕を回し、抱きついた。


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