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朝食の前に
【若奥さん 官能小説】

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朝食の前に-1

結婚式の後、母親から一通の手紙を渡された。

必ず一人で読むようにと言い含められたその手紙は、随分下世話な内容だった。



遥へ

おめでとう。

これから始まるあなたの結婚生活に、一つアドバイスを贈ろうと思います。

幸せの門出に相応しくない内容となるかもしれませんが、とても大切なことなので、驚かずに最後まで読んで下さい。

それは、あなたの夫となる徹さんのことです。

徹さんは、あなたのパパと同じ種類の男性です。とても性欲が強く浮気性なのです。

先日、徹さんが家に届け物をしてくれたと思います。

その時はパパも出かけていて、徹さんとママの二人でワインを飲みながら話をしていたのですが、徹さんはママを女性として意識してしまうと言い出し、最後はママを口説いてキスをしようとました。

その事に心配はいりません。

間違いは起きなかったし、徹さんに限らず性欲を満たされていない男性なら普通に犯す間違いだからです。

心配なのは、徹さんの性欲が満たされていないこと、そして、その性欲を満たしてやらなければ、同じことを繰り返すと言うことです。

男性の性欲は、限りないように思われていますがそうではありません。

性欲が満たされていない男性は、捌け口を求めて浮気をし、押さえつければとんでもない間違いを起こしたりするものです。

しかし、性欲が満たされている男性は違います。妻が夫の性欲を満たしてやれば、夫は他の女性に目移りすることもなく、妻の為に尽くしてくれるのです。

若いころのパパが前者で、ママに従順な今のパパが後者と言うことです。

それでは、夫の性欲を常に満たす為にどうすれば良いのか?

セックスの回数を増やすだけではできません。若い男性であれば1日に最低でも3回以上の射精が必要です。

男性に自慰行為の回数を問うと、1日1回程度などと言いますがそれは嘘です。

パパを問い詰めて聞き出したのですが、若いころは夜に2回から3回、朝にお布団の中で1回、それでも午後にはムラムラして会社のトイレで自慰行為に及んでいたようです。

そのような男性の性欲を満たすためには、楽しむだけのセックスだけでは無理です。

男性の性欲を処理するためのセックス、それも手や口を使い手早く処理して回数をこなすのです。

それでは、どのような時に処理するのか?

徹さんが肌に触れてくれば、それがサインです。髪に触れる、手を重ねる、そんな何気ないスキンシップが男性の性欲が溜まり始めているサインなのです。

そんな時はできるだけ処理をしてあげるのです。それが屋外であっても、手を使うなどやり方があるはずです。

そして、最も大切なのが朝食の前です。

ベッドから出る前に必ず徹さんの性欲を満たしてあげなさい。

パパの話しでは、男性は朝の電車の中などでムラムラしてしまうと1日それを引き摺って、時にはどうしようもなく激しい思いに苦しむことがあるそうです。

それに対して、家を出る前に性欲処理をしておくと、落ち着いて仕事をし、その後、ムラムラすることがあっても、ママのところまで辿り着くことができるのだそうです。

徹さんとパパを一緒にしないでと思うかもしれません。でも、男性の性欲は理性ではコントロールできないと言うことだけは覚えておいて下さい。

そして、朝食の前の時間がとても大切だと言うことを、

徹さんを愛してあげて、




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