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生徒はお嬢様〜オマケの話
【コメディ 官能小説】

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ある一日-2

「何故です? わたくし達は夫婦も同然。挙式はまだですが、子作りをしてもいい関係なのですよ?」
「それは、そうなんだが……」
 オッサンによって薬を盛られた。そして『頑張れ』という言葉。
 これから推測するに、確実に今の光景を観察されているはずだ!
「何故……? 何故、彼方さんはわたくしを拒むのです? わたくしのことが嫌いになったのですか!?」
 瞳をうるうる、と潤ませながら上目遣い気味に問いかけてくる撫子。
「き、嫌いになったわけじゃなくてだな……」
 俺としては、オッサンに見られている状態で撫子に手を出す気になれないだけで、するのが嫌なわけじゃない。
 むしろ、変な薬のせいで今すぐにでも撫子を犯したいとさえ思っているさ。
 だけど、俺は見られることに興奮を覚えるような変態じゃないんだ。だから二の足を踏んでしまう。
 撫子の求めを拒否しようとしてしまう。
「わたくしのことが嫌いではないのならいいじゃないですか! 早速子作りをしましょう♪」
「……撫子。お前はいいのか? 父親に見られるんだぞ?」
 普通、年頃の娘なら父親に裸を見られることすら、嫌うはずだ。
 なのにセックスをする所を見られるのなんて、耐えられるはずがない。
「お父様に、ですか? 問題ありませんよ。むしろ、お父様に見せつけてあげましょう♪」
「…………」
 そうか。コイツは――コイツの一族は、そういう人間だったよな。
 普通の奴らとは、何処か感性がズレている。普通の物差しで図るのが間違っている連中。
「わたくし達の愛をお父様にシッカリと、お見せしましょう。さぁ!」
 ズズイ、と迫ってくる撫子。これはもう、コイツを止めることが出来ない気がする。
「教授さんもきっと、彼方さんの成長した所を見たいはずですわ」
「……もう教授には見られてるけどな」
 初めて撫子に手を出した時に、オッサンだけでなく教授も行為を見ていたらしい。
 つーか、俺は既にオッサンにセックスシーンを見られているんだったな。ほんと、誰が得をするんだコレ。
「ふふっ♪ わたくし達のあまりの激しさにお父様達も、子作りを始めてしまうかもしれませんね」
「子作りって、教授とか!?」
「ええ。お父様はアクティブですから。そんな雰囲気になったら、きっと……」
「マジかよ……」
「マジですわ♪ わたくしのお母様も、そうやってわたくしを孕みましたから」
「……恐るべき九条家当主」
 いや、そんなことよりも娘が浮気を推奨していること自体がおかしい。俺の考えが間違っているんじゃないよな!?
 この感覚が普通のことなんだよな!? 段々と、自分が――自分の感性が分からなくなってきた。


 ――場面は少し変わって、ある一室。その中でのある二人のやり取り……
『……と、娘が言っているんだが、君としてはどう思うかね?』
『あはは〜♪ ちょ〜と勘弁して欲しいかな〜。だって、九条ちゃんのエッチは、ねちっこそうだもん』
『それはいくら私でも傷つくのだが……』
『またまた〜♪ 本当は嬉しく思ってる癖に。このドMさんがっ♪』
『HAHAHAHA! 全く、君には敵わないな』
『うふふっ♪ まぁ、そんな気分になったら、考えてあげないこともないわよ……』
『なぬっ!?』
『全ては彼方ちゃん達次第ね〜♪ あの子達が、私にそんな気分を味あわせてくれたら……ね』
『ふむ、今の言葉に二言はないかね?』
『私を誰だと思ってるのよ〜♪ 嘘を吐いたことのない、素敵な女の子ですよ〜♪』
『……酔っているのかい?』
『失礼しちゃうわね〜。そんなこと言ってたら、させてあげないわよ?』
『頑張りたまえ彼方くん! 全ては君にかかっているのだ!』
『ほんと、話を逸らすのが下手な子ね。九条ちゃんは』
『……』
『…………』
『『あっははははは!』』
 ……みたいなやり取りがあって――


「さぁ! さぁ彼方さん! 早速子作りをしましょう! それに、苦しいままでは辛いでしょ?」
「う、うぐ……っ」
 チンコが勃起したままで、かなり辛い思いをしている。
 最低でもオナニーをしないと、気が狂いそうになってしまう。それくらいに精力剤の効果が出てきているのだ。
 正直、チンコがパンツに擦れるだけでも、おかしくなってしまいそうになる。
 本当の本当に限界が近づいているのだ。
「むむむ……彼方さんは意固地ですね。ですが、これを見ても我慢が出来ますか?」
「な……に?」
「実はわたくし、下着を穿いていませんの」
 ピラリと捲られた撫子のスカート。普通は、そこで見えないといけないモノがあるのに、今はソレが見えない。
 下着が見えずに、直接肌が……撫子のマンコが俺の視界に入る。
 しかも、愛液で濡れているマンコが。テカテカとテカっているマンコが……
「ぶほっ!?」
「彼方さん。わたくしを犯したくなったでしょ? 子作りを――エッチをしたくなりましたでしょ?」
 妖艶な笑み。アホなお嬢様とは思えないような艶のある顔。
 男を知った、女の顔を俺に見せつけてくる。


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