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『めだかボックス』
【二次創作 官能小説】

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安心院なじみの浅慮な挑発または球磨川禊の命知らずな性衝動-3

 「くすぐったいぜ」
 『くすぐってるんだ』
 ボディラインを這うその右手は、そのまま腋の下を通過してなじみの鎖骨に触れる。そして線に沿ってなおも進むその手は、胸元の曲線を登り、つんと立った小豆のような乳首に到達した。
 『なじみ。抵抗するならいまのうちだぜ』
 球磨川が余った左手をなじみの頬に当てて顔を寄せ、耳元で言う。
 「僕のことは親しみをこめて安心院さんと呼びなさい」
 『えー。こういうときは名前で呼ぶものでしょ』
 右手の愛撫を飽くまで優しく、そのまま球磨川は自らの唇を、なじみのそれへと近づけ──奪った。
 「……んっ」
 なじみが微かに声を漏らした。
 重なりあった口元からは、甘い吐息とともに、舌と舌が拙く触れ合う水音が零れて響いている。執拗に、しかし貪欲とは離れた単調さで、その接吻は続いた。
 球磨川の右手がなじみの乳房の尖端を優しく摘むと、両手を頭上で固定されたままのなじみの身体がピクンと反応する。
 宇宙創成以前から存在している安心院なじみも、現在はヒトの雌と同じ体躯だ。唇と乳房を同時進行で蹂躙され、なじみの身体も生理的な反応をしてしまう。
 『どうだい? なじみ』
 「だから、僕のことは親しみをこめて……んっ。……安心院さんと、呼びなさい」
 なじみは予知をしない。
 未来を知るスキルもそれこそ一京のスキルの中には売るほどあるのだが、なじみは決してそれらを使おうとはしない。それは展開に対してさえ平等な全知全能ゆえの悪平等思想に則っての主義なのだが、そのために──
 なじみは、球磨川が後ろ手に隠した左手に出現させていた新たなプラス螺子に、気付いていなかった。
 たっぷりと唇の味を楽しんだ球磨川は、乳房に置いた右手をまたも脇腹に沿って下に下ろしていき、躊躇なくなじみのスカートの中にそれをいれる。
 と、そこで唐突に、球磨川が語り始めた。
 『ところで、知っているかい? なじみ。人間の身体というのは、感覚器官にリミッターがついているらしいんだ』
 「……? どうしたんだよ。いきなり頭の良さそうな話をして。似合わないぜ」
 怪訝な顔をするなじみをお構い無しに、球磨川は実に朗らかな笑顔を貼り付けると話を続ける。
 『というのも、人間は受けた刺激を全て脳に伝えると、処理しきれずにパンクしてしまうかららしい。寒さに慣れたり、痛みが麻痺したりするのはだからなんだね』
 が、その笑顔がだんだんと、過負荷のへらへらとして陰鬱なそれに変わっていき──
 『そこで』
 背中に隠した螺子を球磨川が出したところで、なじみの表情が変わった。
 「……おいおい。マジかよ」
 『そのリミッターを、なかったことにする』
 その螺子をなじみに捩じ込むと同時に、スカートの中に入れた右手で下着の上から秘部に軽く触れた。その瞬間──
 「っ! ふあああああっ!!」
 陸にあげられた魚のように、なじみが嬌声とともにビクンと大きく跳ねた。
 『ははは。効果覿面だ』
 言いながらさらに球磨川は、今度は中指で少々強めに、なじみの下着を擦った。
 「んっ! くううぅっ!」
 なんてことのない刺激にも、それをダイレクトに脳に叩き込まれてはさしものなじみも堪らない。
 『そうしているとすっかり女の子だねえ』
 球磨川がいよいよなじみの下着に指をかけた。そしてそれを、ゆっくりと下にずらしていく。
 「……球磨川、くん。……これは……顔を剥ぐより、酷いぜ」
 息を荒げながらも、まだ彼女らしさを保ちながらの口調でなじみは言った。しかし流石にその表情には焦りの色があるように見える。
 純白の下着が、球磨川の手により足首まで引き下ろされた。秘部は辛うじてスカートに隠れているが、軽く捲りあげるだけで、なじみの大切な部分は剰すところなく露になるだろう。


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