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守りたい。
【初恋 恋愛小説】

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守りたい。-3




・・・・・・−−−−


「りょうちゃん!!またボーっとして!!」
「あっ!ごめん。三河とかのこと思い出してた!」
「あ〜・・・あったねぇ!あの後だよね。りょうちゃんが空手始めたの。黒帯なんか取っちゃって、ムキムキになっちゃって・・・・。たくましくなったよ!身長だって15センチ以上違うしね。」
「まぁな!!」
「でも、三河くんから守ってくれた時もたくましかったよ!空手なんかしてなくてもここがね」
トントンと胸を叩きながら笑顔で亜希は言った。


数日後−−−−−

今日は東堂家の庭で俺と亜希の誕生日会!!俺は4月16日、亜希は4月15日が誕生日で、毎年いっしょに祝っている。久々に家を出た、亜雄兄、亜哉兄、洋兄も帰って来た!
そして24歳になった亜雄兄はまた亜希に聞いた・・・
「亜希!亜希は誰のお嫁さんになるんだ?」
21歳になった亜哉兄と洋兄、18歳になった龍兄と亜由姉、そして明日17になる16歳の俺。みんなで亜希を見た。
「ん〜とね、」
にこっ
みんなに満面の笑みを向けながら17歳になった亜希は言った・・・・


「今はまだナイショ!」


君は多分気付いてくれていないだろう。それでもいい、俺は君を“守りたい”


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