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The end of the DragonRaja,
【二次創作 その他小説】

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The end of the DragonRaja, Chapter 1[Life and death]-18

 アランはこの遣り取りの行方を確認するまでもなく、残り二人の戦士の攻撃を盾と剣で防いでいた。
 アランは自分の背後にシュリギルドのウィザードと戦士の二人が駆けつけに来ていることを
 横目で察知する。
 膝を曲げ、ぎりぎりまで敵に攻撃を押し込ませるまで鍔迫り合いを続け、力を溜めながら機を窺った。
 そして後方の二つの足音が近づいたところで、膝を伸ばし前に体重を移動させ、
 溜められた力を一気に解放し、盾で防いだ男を後ろへ弾き飛ばせ、剣で防いだ男をよろけさせた。
 その間状態異常魔法の詠唱を終えたシュリギルドのウィザードが、
 後方へ弾き飛び体勢を立て直そうとする男を麻痺させる。
 シュリギルドの戦士は一時的に攻撃力を増加させる技、サンダーストライクを発動させ、
 よろけた男に対し、横一閃に槍を薙ぎ、攻撃を防ごうとする男の剣の真ん中を折った。
 折れた剣先と男の首が細かい銀と血しぶきと共に、宙へと飛んだ。
 ウィザードが炎属性魔法ファイアーウォールを唱え、
 麻痺していた男が押し寄せる炎の壁に呑み込まれた。
 男が焦土と化したのを見て、アランは前線に目をやりながら言う。
 その目は普段の彼からは想像できない、戦う戦士としてのそれになっていた。
 
「悪い、遅くなって。」

 シュリギルドの面々は彼とリーフを囲むように、円陣を組む。

「ううん、それよりアランだいじょうぶ?」

「あぁ、途中で保護くれたから問題ない。ただポーションが少し手持ち無沙汰だ。」

 アランの鎧は元々真紅だったが、敵の返り血により、ところどころ別の赤みが見て取れた。
 これを見せられて良い気分がする者はいない。
 ゆえに彼はリーフの方へ振り返らなかった。
 アランとリーフの関係を理解しているシュリが、アランの右斜め前へ移動しながら言う。

「あたしの持ってきな。ありがとう、助かったよ、副団長さん。」

「いえ、みんな無事で何よりですよ。それより戦局はかなりまずいようですね。」

 見ての通りだった。
 既に前線のラインは押され気味で徐々に後退している。

「もう少しで、城からストリームブリンガーの本隊が支援に来るはず。
 それまでみんな、シュリさんと…リーフ、頼みます。」

 それだけ告げ、アランは一番押されている西側へ駆け出す。
 その勇壮な後ろ姿をリーフは見つめていた。
 
「あたし達の窮地を救ってくれた騎士様のご命令よ。
 ストリームブリンガーが来るまで、ここは必ず守る!」

 シュリはリーフ達に渇を入れ、そっとリーフの肩に手を当てた。
 リーフが力強く一度頷くのがわかる。

(彼らが到着すれば、勝機は必ず見出せる。それまでの辛抱ね。)


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