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最後の贈り物
【姉弟相姦 官能小説】

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第2章・心から結ばれた三人の姉弟-9

菜摘が声を出さずに泣いている時いきなり部屋のドアが開けられた。
菜摘は手で涙を拭いて顔を上げた....菜摘が顔を上げると....全裸の遥香がしゃがみこんで菜摘の顔を見つめていた....
「こんな所で何をしているの?」
笑顔で話しかけてくる遥香に
(ハル姉はいいわよ....輝と両想いになれたんだから!でも私は失恋したんだよ!自分の幸せを自慢したいの!)
菜摘は心の中で悪態をつきながらも
「別に....」
そう答えた....
「そう....」
そう呟いた遥香は菜摘の手を引っ張って立ち上がらせて、菜摘の後ろにまわって背中を押した。
「ちょっと!ハル姉!」
戸惑う菜摘に
「いいから入って!」
遥香は無理矢理菜摘を部屋に入れた。
「ナツ姉ちゃん!どうして....」
ベッドの端に腰掛けていた輝が驚きの表情を浮かべた....菜摘も輝も菜摘の横に立っている遥香を呆然と見ていた....
「ナッちゃんだけ裸じゃないのは不公平よね!」
遥香はそういうと、菜摘が着けていたバスタオルを剥ぎ取った。
「キャッ!」
菜摘はしゃがみこんで体を隠して
「何するのよ!輝の目の前で!」
遥香を見上げて抗議した。
「何恥ずかしがっているのよ!今までさんざんHしてるくせに!」
遥香は笑いながら答えた。菜摘は輝を睨んで
(何でバラしたの?)
無言で訴えた。輝は
(僕は何も言ってない!)
そう答えるように首を横に振った。
「二人共....私にバレてないと思っていたの?」
遥香が笑顔で話しかけると
「えっ?」
菜摘と輝が同時に遥香を見つめた。
「一つ屋根の下で暮らしているんだよ!あれだけハデにやっていて....気づかないとでも思っていたの?」
遥香の言葉に菜摘も輝も顔を真っ赤にして下を向いた。
「これで私もナッちゃんと同罪だけどね!」
遥香はしゃがみこんで菜摘の肩に手をかけた。
遥香は輝の顔を見上げて
「輝!ナッちゃんに言う事があるんじゃないの?」
遥香は笑顔で輝に話しかけた。
(そんなに自分の幸せを自慢したいの?輝と先にHしたのがそんなに憎いの?)
菜摘は遥香を睨みつけた。遥香は菜摘の顔を見ずに輝を見つめていた。輝は顔を真っ赤にして下を向いていた。
「仕方ないなぁ....輝は肝心な事が言えないんだから....」
遥香はため息をついて菜摘を見つめて続けた。
「輝が悩んでいたのは....二人の女性を同じくらい好きになってしまった事なの....しかも好きになってはいけない人を.....」
「えっ?」
菜摘が不思議そうな顔で遥香を見つめた。
「ナッちゃん?わからないの?輝は私とナッちゃんと同じくらい好きになって悩んでいたのよ!」
信じられない....そんな目で菜摘は遥香を見つめていた....
「そうよね?輝?」
遥香と菜摘が輝を見ると、輝は静かに頷いた。
「ほら!輝!しっかりしなさい!これだけは輝の口から言わないと!」
遥香に促されて輝はゆっくりと口を開いた....
「僕はナツ姉ちゃん事が好きです....こんな僕で良かったら....」
菜摘は目に涙を溜めていた....
「ハル姉は....それでいいの?」
菜摘は心配そうに遥香に尋ねた。
「私は輝の事が好きよ....でもそれと同じくらいナッちゃんの事が好き....」
菜摘は遥香に抱きついて
「私もハル姉が好き....」
菜摘と遥香は自然にキスをした....
「なんだか妬けるな....」
そう呟いた輝に
「ゴメンね輝....一人だけのけ者にして....」
遥香はそう言うと菜摘と目と目で合図をして、立ち上がって、二人で輝の前にかがみ込んで顔を近づけて
「輝..舌を出して....」
遥香の言葉通りに輝が舌を出すと、遥香と菜摘は自分達の舌を輝の舌と絡めた。
「でも....本当にいいのかな....」
輝がふと漏らした....菜摘もまた心のどこかに輝と同じ思いがあるようだった....それは遥香も考えた事だった....


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