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愛のない1時間の契り
【その他 官能小説】

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愛のない1時間の契り-2

3

撮影現場のベットに下着姿で待機する。
AVの撮影は私にとってはとても楽だ。
台本や男優の指示通り動き、感じればいい。
そして、撮影が始まった。

「いっぱいイかせてくださいね?」
「気絶するまでイかせてやるよ」
互いに台本通りのセリフをいい、手早く行為をはじめる。
まずは愛撫され、全身を性感帯へと変えられる。
そして、中で動きやすいよう、フェラをし、その凶悪な肉棒を濡らす。
余談だが私はこの肉棒の味が卑猥で好きだ。
フェラが好きなどとんでもない変態だなと自分でも思う。
だが、口いっぱいに肉棒をくわえ、顔を紅に染めた自分を見ると興奮してくるのだ。
全くSなのやらMなのやら。
前戯が終われば本番。
愛液と性欲に塗れた私の膣内にその太く硬く大きな黒光りしたモノが挿入れられる。
じゅぷ…と卑猥な水音をたてながら飲み込まれていくそれに、私は感じずにはいられなかった。
少し、また少しと奥に進んでいく度、快感は増していく。
「あっ……んっ……」
口から唾液と共に快感の証である喘ぎ声が細く、だがはっきりと零れる。
しかし、あろうことか相手は奥まで到達しても、激しく突くことはおろか、動こうとすらしない。
その焦らしにもう私は限界だった。
「動いて……早く感じさせて…」
そう涙目で懇願する。
挿入られている状態でも気持ちいいことには気持ちいいが絶頂に達することは出来ない。
私はそういう気持ちよさは苦手なのだ。
大きな快感を幾度も幾度も受けたい。
それが全て。
漸く動き始めたと思うと、いきなり最深部を強く責められ、そして挿入部を弱く細かい振動で焦らされる。
これの繰り返しだった。
「やっ……あ…んっ…はひぃ……あぁ……も、もっとぉ……あぁぁ……んんっ……」
甘い喘ぎ声が口から滝のように零れる。
しかし、緩急をつけられた今、絶頂に達することはない。
「くっ、そろそろいいか?」
だが遂に相手もそのときが近いようで、私に射精の許可を得る。
「うん…後ろから思いっ切り突いて…私の膣内に…あなたの赤ちゃんの素…たっぷり注いで…」
基本私達AV女優はピルを服用しているので中出しされても問題はない。
むしろ、中出しされた方がそれすらにも快感を感じるので私は嬉しい。
バックに体勢を変え、激しく突かれる。

パンッじゅぷパンッじゅぷ

肌と肌が重なる音と水音が部屋に響き渡り共鳴する。
「あっ…んっ…イっ…くぅ……」
ビクッビクッと躰を痙攣させ私は絶頂に達した。
「凄いしめつけだ……出すぞ…!」

びゅるっどびゅっびゅるっ

大量の白濁液が私の膣内注ぎ込まれる。
「あっ…中で…出されて…またイくっ…」
中出しされ2度目の絶頂を迎える。

じゅぷっじゅぽっ

射精を終えた肉棒を花弁から抜くと、入りきらなかった精液が溢れ出てきた。
この最後まで後を引く快感。
これがあるから、これを止められないから、私は今日もまた、愛のない契りをかわすのだ。
この一瞬の幸福のために。




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