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Twin's Story 9 "Almond Chocolate Time"
【近親相姦 官能小説】

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バースデーパーティ -4


 「このケーキ、何だか香ばしい香りがする。」切り分けられたバースデーケーキを一口食べた龍が言った。
 「それはアーモンドパウダーのせいだよ。」マユミが言った。
 「へえ。そう言えば、アーモンドそのものもいっぱい載ってるじゃん、このケーキ。」
 「アーモンドを使うたチョコレートはな、龍、この店で最も古くから商品になってたものの一つなんやで。」
 「どうして?」
 「たかがお菓子。されど、人の口に入る以上、健康のことも考えなあかん。これは親父の口癖や。」
 「さすがグランパ。」真雪が言った。
 「アーモンドの効能はビタミンEによる美肌効果や老化抑制、マグネシウムやトリプトファンの精神安定・安眠効果、食物繊維の整腸作用。」
 「そうなんだ。」
 「一日23粒で、マグネシウムの日本の成人女性の一日摂取量をまかなえるらしいで。」
 「いや、けっこう大変だよ、毎日23粒ってさ。」
 「この中に、夜眠れなくて困ってる人、いる?」マユミがそこにいるメンバーを見回した。
 「ああ、俺、時々眠れなくて困ることがあるなあ・・・。」健太郎だった。
 「そうなの?」隣に座った春菜が意外そうに言った。
 「最近、あんまり夢もみないし。」
 「そう。じゃあ、健太郎には特別にカモミールティを淹れてあげようか。」マユミが言った。「アーモンドとの相乗効果で、リラックスしてよく眠れるらしいから。」
 「ほんとにー?」
 「信じて飲まないと効かないよ。」マユミが笑ってまた立ち上がった。「ちょっと待っててね。他に欲しい人、いる?」
 「あ、私も手伝います。」春菜が立ち上がった。
 「春菜さんは大切なお客様だから、座ってなきゃだめ。」
 「え?でも。」
 「そうだよ。座ってて、春菜。」真雪が言った。「ここはママに任せて、」
 「あなたが手伝うの、真雪。」
 「やっぱり?」
 「俺が手伝うよ、マユミ叔母さん。」龍が言って立ち上がった。
 「え?何で?」真雪が言った。「珍しいこともあるもんだね。」
 「何たくらんでるんだ?龍。」健太郎も龍を見上げて言った。
 「なんだよ。俺が手伝ったら、何か問題でもあるの?」龍はちょっとむっとしたように言った。
 「嬉しい。」マユミが言った。「たまにはいいよね、甥っこと一緒にお茶淹れるのも。」
 そう言ってマユミは龍とともにキッチンスペースに向かった。
 健太郎は並んで睦まじくお茶の準備をするマユミと龍の姿を見て、肩をすくめた。
 「健太郎。」
 「え?なに?」ミカに名を呼ばれて健太郎は振り向いた。
 「お前が眠れないのは、」ミカはにやにやしながら続けた。「寝る前に何か興奮することやってるからじゃないのか?」
 「なっ、何言ってるんだ、ミカさん。」
 「かえって眠れるか、そんなことした後は。くたびれ果てて、いつもよく寝てたからな、お前。」
 「あーっ!ミカさんっ!それ以上は言っちゃだめっ!」健太郎は真っ赤になって大声を出した。


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