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夕焼けの窓辺
【その他 官能小説】

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第4話-13

「いや、そんなところ…汚い…」
彼女の反応に、くすっと圭輔は笑みを漏らす。
普段は見せない、抱かれている時だけに垣間見せる男の色気が漂う表情。
その顔の怪しい妖艶さに、英里の体にぞくりと快感が走る。
「でも、英里、すごく濡れてるよ…。それに、締め付けてくる」
それは感じてるってことだ、という台詞を発する代わりに、その窄みを弄りながら、初めて力強く腰を打ちつける。
「あぁっっ!」
突然、子宮の奥をがつんと突き上げられるような衝撃に、英里は声を上げる。
そして、また浅い抽送の繰り返し。
すっかり包皮が捲れて剥き出しの肉芽を、不規則な指の動きで刺激されて、狂おしい快感が英里の体を駆け抜けるが、膣内のもどかしい刺激に体は疼いたままだ。
すごく気持ちいいはずなのに、何か物足りないという不思議な感覚に翻弄される。
「優しく?激しく…?どういう風に抱いたら、一番伝わる?俺が、英里に触れるだけですごく感じるってこと…」
顔を寄せて、ゆっくりと首筋に舌を這わせた後、彼女の耳元で囁く。
その声はまるで麻薬のように、快感に蕩けた英里の耳から全身に浸透していく。
「あぁ…ん…」
間断なく喘ぎ声を漏らし続けて、薄く開かれたままの英里の唇を舌でなぞりながら、圭輔は流し目に彼女を見る。
圭輔は優しい笑みを浮かべつつも、英里が思いを言葉にするまで彼女の瞳をじっと見つめてくる。
熱に浮かされたようなその表情は、彼もすっかり彼女の虜になっている証だ。
本当は彼も、激しく彼女を貪りたくて堪らない。
英里は、燃えるように熱い彼の視線に身も心も満たされた気分に浸りながら、
「あっ…、足りない…もっといっぱい、奥まで欲しい…」
哀願するように切なく色っぽい表情を圭輔に向ける。
英里の中に収まっている圭輔のものが、これ以上ないという程に力が漲る。
「ほんと、英里は最高だよ…」
満足気に頷き、額に軽く口付けた直後。
ぐっと、力強く肉棒を捻じ込むと、奥まで彼のものが突き上げて、英里は甲高い声を上げた。
「ふぁぁぁ………んっ!!」
大きく腰をグラインドさせて、狭くて温かい彼女の中を抉るように突き進む。
激しい動きに合わせて、彼女の胸も大きく上下に弾む。
そんな視覚的な快楽も、圭輔の気分をより高揚させる要素となる。
きつく締め付けてくる快楽に必死に耐えながら、彼は英里を絶頂に導くべく、角度を変えて、また彼女の膣壁を抉る。
「あぁぁっ!?」
突然、今までと違った刺激に英里は戸惑いを覚えつつ、身を捩るが、そこを彼女の感じるポイントだと手応えを感じた圭輔は、そこを何度も攻め立てる。
「やぁ、だめぇ、そこっ…ばっかり…!」
ぎゅぅっと布団のシーツを握り締めて、顔を左右に振る。
もう彼女が取る行動全てが、彼の中では愛しいものへと変換される。
堅く拳を握った彼女の上から、圭輔は自分の手を重ねる。
ゆっくりと彼女の拳を開いて、指を絡め合う。
英里はシーツの代わりに、彼の手をきつく握る。
そうしていなければ、もう意識が飛んでしまいそうだった。
「はぁ…っ」
頬を赤らめて縋るような彼女の艶めいた表情に欲情されて、圭輔の口から吐息が漏れる。
彼の漏らす切ない喘ぎ声と、彼の肌から滴る汗が、彼女の体に降り注ぐ。
そして時折、圭輔の切れ長の瞳に見つめられるだけで、子宮の奥がきゅんと疼く。
「あぁ、あっ、あぁぁぁんっ………!!!!!」
彼女の喘ぎ声の感覚がだんだん短くなり、最後につま先をピンと伸ばして、大きく体を震わせながら達した。
彼女の膣内が激しく収縮すると同時に、彼の肉棒も激しく痙攣して欲望が爆ぜる。
「あぁっ…はぁ……」
達したばかりで肩で荒く息をしている英里の額にうっすらと滲んだ汗で、前髪が張り付いている。
圭輔は英里の頬に口付け、中で繋がったまま彼女の体を抱き起こし、今度は自分が下になって、彼女を上に跨らせる。
「え…?」
英里は目を瞬かせる。
「今度は、英里が、好きに動いていい。感じたいように、俺を感じて…」
勿論、彼もまだ荒く息を吐きながら、英里を促す。
「あ、ま、まだ無理です…」
達した直後で、全身が痺れているように上手く体が動かせない。
しかし、自分の中で彼のものはまだ硬度を十分に保ったままだ。
いつも愛されてばかりなのだから、今度は自分が彼を愛してあげたい。
英里は圭輔の引き締まった腹部に手を置いて、おずおずと腰を上下に動かす。
手を付いた圭輔の腹筋の堅さに、英里は思わず吐息を漏らした。
「はぁ…ん、あっ…」
彼女の動きに合わせて、長い髪の毛が舞い踊る。
その姿が、とても淫猥で、圭輔の胸は熱くなる。
前屈みになって、強調するような体勢になっている英里の胸を下から揉みしだき、再び彼女の性欲を高めていく。
一度達した事で愛液の量は格段に増し、ぐちゃぐちゃと淫らな音を立てる。
腰を浮かす度に、陰茎が陰核に擦れて、英里は甲高い声をあげた。
再び火がついて快楽を求め始めた英里の腰の動きは徐々に大きく大胆なものになり、2人の結合部から白い泡が立っている程だ。
圭輔はそこを見つめていると、その視線に気付いた英里が恥ずかしそうに咎める。
「や、やだ、そんなとこ、じっと見ないで下さい…」
「そんなとこって…英里が、俺をいやらしく咥えこんでる?」
「ああっ…い、いちいち、言わなくていいですっ…!意地悪…っ!」
そう言いながらも、彼女の腰の動きは止まらない。…止められない。
顔を赤らめて非難する、思った通りの英里の反応に圭輔は苦笑を浮かべると、
「…意地悪かもね。英里にだけ」
「んっ、何で、ですか?!」
「すぐ、むきになるとこが可愛いから」
言い終えると同時に、圭輔は下から英里を突き上げる。
「んぁっっ…ん!…やっぱり、意地悪っ!」
突然の彼の行動に、英里は思わず高く声を発する。


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