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お日様ジャッジ
【その他 官能小説】

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「あ、だよな。興味無いなら丁度良いじゃん?」

「何が丁度良いのよ?!」

「だって、大抵の女の子は僕か陽太か選ぶけど、朝陽はどっちもどうでもいいんだろ?これほど公平な審判は居ないよね?」

「……つまり、何?あんたら2人とヤッてどっちが気持ち良かったか判定を下せと?」

 私の言葉に2人は目を輝かせてコクコク頷く。

 うわあ、こんな時だけ表情がそっくり。
 つうか、ヤバい……コイツら目がマジだ。

「馬っ鹿じゃないの?私、帰る」

 荷物を持って急いで帰ろうとしたが、遅かった。

「逃がすかぁっ!」

グワシッ

「ふぎゃっ!」

 陽太にタックルされて呆気なく床に倒される。

「やめてよっ!正気じゃないわ」

「うん。大分酔ってるしね」

 夕也は着けていたお洒落ネクタイをシュルッと外すと、涼しい顔で私の両手を縛り始める。

「ちょっ……嘘つけ!絶対酔ってないでしょ?!」

「酔ってる酔ってる。じゃなきゃ女の子を縛るなんてとてもじゃないけど出来ないよ」

 手慣れた様子で私の両手を縛り上げた夕也は、爽やかな笑顔を見せやがった。

「やめてやめて!変態双子!」

「失礼な……気持ち良くしてやるのに」

 陽太は私の腰に抱きついたままお腹辺りに顔を埋める。

「それに、朝陽、今彼氏居ないだろ?女性は定期的にオーガズムを感じていないとホルモンバランスが崩れるらしいよ?」

「平たく言えば渇れるってこった。俺らで潤してやるよ」

「余計なお世話よ!離して!」

「うるさい口だな……ちょっと黙っとけ」

 今度は陽太がハンカチを取り出して私の口を塞ぐ。

「んぐう?!むむうっ!!」

「よし」

「それじゃあ」

「「いただきます」」

 声を揃えて合掌し、頭を下げる双子。

 そんなワケで冒頭に繋がる。


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