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お日様ジャッジ
【その他 官能小説】

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「万人ウケするのは陽太だと思うわよ?行為の合間合間にキスしたりとかこっちの要求に応えてくれたりとかね。好かれてるって勘違いしそうだもの」

「いやあ、一応行為中はちゃんと好きだからさあ」

 陽太の答えに対して私は鼻で笑った。

 行為中は、ってのがムカつくのよ……だから八方美人は嫌いよ。

「夕也はホント、サド。こっちの都合も考えずにイカし続けるなんてサドもいいトコね。まあ、気持ち良いから夢中になりそうにはなるわ」

「的確だね」

 夕也の爽やかな微笑み……本性を知ってしまった今じゃその笑顔が薄ら寒いわ。

「で?」

「は?」

「朝陽的には俺と夕也、どっちが良い?」

 私は……。

「そうね……やっぱり、どっちも好みじゃない……かな」

 私の答えに2人はあんぐりと口を開けた。

 私は私だけを好きでいてくれる人が良い……躰が満たされても心が満たされ無いなんて虚しいもの。

「でも、気持ち良かったから気が向いたらまたよろしく♪」

 納得いかない表情の2人に、私は本日最高の笑顔を見せたのだった。


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