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夏向き
【ラブコメ 官能小説】

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夏向き-2

(ん? こいつ まだ寝てんのかよ ったく
(しゃーねーなぁ いつものヤツ やるか…

薄手の肌布団を頭から被ってユイが寝ている
布団をめくって ベッドに潜り込む ナオ
小さく丸まって眠るユイの背中に身体を密着

(おぉぉ 冷てぇ 生きてるかユイ おい?

実は彼女も一糸まとわぬ 生まれたままの姿
ぴったり着けた胸やお腹から 奪われる体温
思わず ユイを抱きかかえて 一緒に丸まる

(まだ目覚まさんのか? 寒いっちゅうに…

ナオの股辺りにちょうどユイのおしりの谷間
お腹と太ももで挟むように こすり合わせる

(ユイのおしり さらさらで すべすべで
(むちむちで やわらかくて気持ちいいわ…

「ん…ナオくん…?」

(たぁっ ようやく お目覚めかよ
(誰かが温めてやらんと起きられないなんて
(お前は 変温動物か…?

くるっと 瞬間 こっちに向き直る ユイ
肩まで伸びた髪の毛が バラけて顔に被さる
頭の後ろの方へ 指で掻き上げてやる ナオ

「抱っこ…

両手を広げて ふるいついてくる ユイ
肌布団は被ったまま(けっこう大きいヤツ)
ヒンヤリした お腹とおっぱいの感触
さらに体温を奪われていく ナオ

「ほらぁ 抱っこぉ ぶちゅぅぅぅ…

ナオの唇に タコの真似をして吸いつくユイ

(つ つめてぇ 唇 冷てぇよぉぉぉ 

唇からも胸からも お腹からも太ももからも
さらにさらに 体温を奪われていく ナオ
ほんのりと赤みが差してくるユイの頬っぺた

「おかえりなさい ナオくん
「うん ただいま…
「さっそくで 悪いんだけどぉ…

ごくり 音を立てて 唾を飲み込む ナオ

「もっと たくさん あっためて…


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