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夏向き
【ラブコメ 官能小説】

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夏向き-1

「ただいま…

夕方 バイトから帰ってきた ナオ
何故か ささやくような小さな声
そっと ワンルームの扉を閉める

(さむっ また18度にしてたな あいつ
(外は35度超えてんだから 落差ありすぎ
(今月 電気代の請求書 見るのがこわい…

部屋に入って 窓際の机の上に鞄を置く
ジーンズを脱いで ベルトと一緒に椅子の上
振り返ってベッドを見ると ユイが寝ている
2カ月ほど前 部屋に転がり込んできた
起こさないように 玄関脇のバスルームへ

洗面所の前の棚から バスタオルを出す
静かに衣服を脱ぎ シャツと下着は洗濯かご

(梅雨が明けたと思ったらこの暑さだからな
(駅からちょっと歩くだけで汗だくってか?
(ま 実際 エアコンなしじゃいられんわな

熱いシャワーを頭から浴びて 汗を流す

(あいつまだ寝てたな 完全に昼夜逆転だわ
(さすがにシャワーの音で目を覚ますかな?

メントールシャンプーで短髪を掻き回すナオ

(ずっと使ってるとハゲる なんていうけど
(やっぱ 夏は コレの方が気持ちいいわ

ボディソープをスポンジにとって身体を洗い
背中と尻はナイロンタオルでごしごしと擦る
丁寧に ヒゲをあたって アフターシェーブ
仕上げの冷水を浴びて バスルームから出る

(げっ さむっ 裸だとほとんど冬だわ…
(って んなわけないか 汗は速攻ひくけど

頭をバスタオルで包んでグシャグシャグシャ
身体をキレイに拭ってローションを手にとる

(だはっ やっぱスースーしすぎだわ これ
(クセになってて 夏はつい使っちゃうけど

ワキの下と首筋に 少しだけつけて しまう
真っ裸のまま 部屋に戻って ベッドの側へ


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