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花火
【女性向け 官能小説】

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プライベート・ビアガーデン-5

「え…」

何も言い返せずに戸惑う私を、ゆっくりとソファに押し倒していく。
抵抗しようと思えば余裕で振り払える、そんな力加減で。

「進藤のその戸惑ってる表情、すごくソソられるんですけど。顔、真っ赤だよ?カワイイ」

「の、飲みすぎたせいですよ…」

「ウソつけ。たかが缶ビール5、6本で真っ赤になるようなヤツじゃないだろ?今までどれだけ一緒に飲んでると思ってんだよ」

両手首を掴まれて、万歳のような格好にさせられる。
さっきから耳にかかる新谷の熱い息のせいだって、自分でもわかっているのに認めたくなくて。

「進藤が…結が、欲しい…このままここで抱きたい…」

「こ、このままって。二次会するんじゃなかったんですか?そ、それに汗かいてるし…」

「どうせ汗かくだろ?…なぁ、オレもうガマンの限界。エロい二次会しようぜ」

答える間もなく、新谷の唇が私の唇を塞いだ。
噛み付かれるような激しいキス。

「なぁ…結…ダメ?」

唇が離れると、今までになく甘い響きの新谷の声に、目をつぶって頷いた。
手を背中に差し込むと、器用に帯を解く。

…ほんとに着せるのも脱がせるのも得意なんだ
ちょっとだけ面白くない。
過去に嫉妬したってどうしようもないのに。

「どうした?」

「いえ…ほんとに慣れてるんだなって思って」

「嫉妬?」

意地悪な新谷の顔も、キライじゃない。
素直に頷くと、押さえつけられていた手首が外され、片方の手を新谷の左胸のあたりに押し当てられた。

「すごいドキドキしてるの、わかる?」

「…はい」

「じゃぁこっちは?」

そのまま手を下のほうに誘導され、布越しに触れたのはすでに硬く主張している新谷のソレ。

「どうなってる?結のコトバで聞きたい」

ゆっくりと腰を動かし、私の手のひらで間接的に愛撫させながら耳元で囁く。
表情も、声もセクシーで、まるで催眠術か何かにかけられたよう。

「…おっきくて…硬い…」

「結、エロい」

…自分で言わせといてそれはないじゃない
そう思ったけれど、満足そうな新谷を見たらそれはそれでいいか、って思ってしまう。
今は、新谷の気の向くままに流されていたい。
新谷のキスを受け入れながら、そんなことを思う。
はだけていく胸元。
いつのまにか帯やらひもやらがほどかれ、ソファの下に散らばっていく。
全部脱がされるわけではないのが、むしろ恥ずかしいような。
ブラのホックも、背中に回った手が簡単にひねり外す。
上にずらされ、私の唇から離れた新谷の唇が、いきなり乳首を襲った。

「あぁっ」

「いい声。もっと聞かせて」

吸われて思わず声を上げた私を満足そうに見上げる。
いちいち新谷の動作に、言葉に反応してしまう。
まさかこんな事態になるとは想像もしていなかったけれど、新しい下着でよかったと、妙なところでホッとしている自分がおかしい。
気がつくと、浴衣も肌着も脱がされ、下着1枚になっていた。
いつの間に脱いだのか、新谷も同じような格好で。
意外に筋肉質な上半身と腕。

「どうした?」

私の視線に気づいたのか、愛撫をやめて優しく私の頭を撫でる。

「ううん、新谷さん意外にいいカラダしてるんだなと思って。知らないこと沢山あるなって…」

「そりゃ普通の同僚から彼氏彼女になったばっかりだから、そんなもんじゃないのか?まだオレも知らない結がいるんだろうし、これから少しずつ知っていけばいい。そうだろ?オレだって今、結の胸が思ってたよりデカイことにちょっと感動してる」

そういいながら、やわやわと私の胸を揉む。

「…ムードない…」

「そうですか。結ちゃんはムード重視ですか。ほらまた結のことひとつ知った。もっと知りたいな、結のこと…」

そう言いいながら、手がわき腹をすべり、下着の上からソコを指でなぞる。

「下着の上からでもわかるくらい準備万端みたいだけど?あ、また顔真っ赤…直接触りたい…いい?」

恥ずかしすぎて何も言えずに、頷く。
簡単に下着は下ろされ、片足にひっかかった状態のまま新谷の攻撃が始まり、部屋には私の性器と新谷の指が奏でる音と、私のあえぎ声だけが響く。

「結の中、熱いし締まる…」

新谷の長い指が私の弱いところを、確実に、まるで知っていたかのようにこすり上げる。

「こらこら。そんなに締めたら動かせないでしょ?」

…そんなこと言われても。
もう気持ちよさにあえぐことしかできない。

「結のそんな気持ちよさそうな顔見てたら、オレももうガマンできそうにない…」

指がソコから抜かれる。
新谷が離れていく。
こちらに背を向けて、何かしていた新谷がボックスティッシュを持って戻ってきた。

「おあずけくらった目もいいな」

そう言いながら優しくキスをして私に覆いかぶさると

「挿れるよ」

そう耳元で囁いて、新谷のソレを私の入り口にこすりつける。
さっきまでの愛撫のせいか、潤いすぎるほど充分に濡れていた私のソコは簡単に新谷のソレを飲み込んだ。

「キツイ…そんなに締めたら長く楽しめないぞ?」

そう言いながらも、どこか余裕のある新谷の動きに、私はあえぐばかり。
ゆっくり、時に激しく、少しずつカラダの位置を調節され、新しい場所を刺激され。
私が達しそうになるたびにスピードを緩め、耳元にいやらしいコトバを吹き付ける。
どのくらいそうしていたのかわからない。
私のソコは枯れるどころか、自分でもわかるほどどんどんいやらしい蜜をあふれ出させる。

「結…そろそろいい?」

…もう私はとっくに限界超えてますけど?
なんて言える余裕もなく。
頷いた私を見て、動きを加速させた新谷とほぼ同時に果てた。


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