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Twin's Story 7 "Milk Chocolate Time"
【幼馴染 官能小説】

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牧場と露天風呂-1

 8月3日。「Simpson's Chocolate House」の駐車場。去年よりまた一回り大きくなったプラタナスの木でやかましく蝉が鳴いている。
 「さあ、出かけようか。」ケンジが言って、ワゴン車の運転席のドアを閉めた。後部座席の窓を開けて、真雪が言った。「じゃあ、行ってくるね、グランマ、グランパ。」
 店の前でアルバートとシヅ子が微笑みながら手を振った。「楽しんでくるんやでー。マイハニー。」
 車がゆっくりと動き出した。「高速に乗って二時間、降りて一時間ってとこだな。」ケンジがハンドルを切りながら言った。助手席のミカが後を振り向いて言った。「子どもら、なんか飲む?」
 「パイナップルジュース!」一番後のシートに真雪と健太郎と共に座っていた龍が叫んだ。
 「後ろのクーラーボックスに入ってるから、勝手に取って飲みな。」
 「わかった。」
 「パパは?」真雪が訊いた。
 中央のシートにマユミと二人で座っているケネスが応えた。「わいは、」ミカがその言葉を遮って言った。「ビール。ビールがあるだろ、真雪、大人にはそいつを回してくれ。」
 「ミカ姉、相変わらずやな。」ケネスは眉をひそめた。「去年みたいに、へべれけにならんといてな。頼むから。」
 「わかってるよ。」ミカはケネスからバトンタッチされた缶ビールを受け取って笑った。
 「俺にも取ってくれ、」ケンジが言った。「缶コーヒーかなんか、あっただろ。」
 「今取ってあげるよ、ケンジおじ。」健太郎が言った。

 昼前に目的地に着いた。
 「おお、思ったより垢抜けたロッジじゃない?」
 山間に建つその宿泊施設は、山小屋風の外観で、近くの山で採れる豊富な木材をふんだんに利用した温かみのある建物だった。標高が高いので、蝉の声は聞こえるが、時折吹きすぎる風はひんやりとしていた。
 「気持ちいいね。」龍が深呼吸をした。
 「山もいいよね。なかなか。」真雪も言った。
 遥かに山が連なっている。ロッジの裏手には青々とした草原が広がり、遠くには牧場が見えた。
 「牧場!」真雪が叫んだ。「乗馬できるかな?」
 「ここに荷物を預けてから行ってみようか、昼ご飯もかねて。」
 「ごはんも食べられるんだ、あの牧場。」
 「観光牧場だからね。龍の好きなミルクも飲めるぞ。最高においしい搾りたてがな。」ミカが荷物を車から降ろしながら言った。


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