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調教の館
【その他 官能小説】

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第4章-4


女は熱っぽく語り、ようやく気持ちが収まったようだ。

「すみません、一方的に話し込んじゃって、つい・・聞いて貰える人がいなくて、嬉しいです」
「いえ、でも貴女の悩みは良く分かりますよ、女性には大変な立場ですしね」
「有り難うございます、今度は貴方のお話を良ければ聞かせて欲しいです」

その頃には女はすっかり私に気を許していた。
人が込んでいるせいか、周りを気にする必要もなく、酔ったせいかもしれない。

「私は、女たらし・・なんですよ」
「えっ?」

始め女は、私が言った意味を計り掛けていた。

「あはは、私はエス男と言って、女性を虐めるのが好きな男でしてね」

私は笑いながら言った、
初対面の女にこんな話をすることは余り無い。
それは、ふと女の心の中にエムの部分があると睨んだからである。

私の経験上から言えば、
看護師や女の経営者や、教職者にはエム女が少なくない。
人を仕切り、仕事が出来る女達は、息抜きが欲しいのだ。

それは人により、美味い物を食べ、綺麗な服を着て着飾り、旅行し・・
様々に自分の好きなことで気を紛らわす、それが普通なのだ。


しかし、或る種の女達はセックスで感じ、快楽を貪ることでストレス解消するのだ。
その他に、虐められ、縛られ、犯されることを好む女もいる。

私は、この女もそういう女ではないかと見抜いていた。
それで、タイミングを見計らって大胆に言ったのである。

「あの女性を虐めるのですか?」
「そうです、縛ったり、叩いたり、犯したり・・勿論いきなりはしませんが」
「あの、それって・・SMって言うんですよね」
「ええ、まあそうですが、知っているんですか?」

「はい、少しだけ、私のお友達にもそういう人が一人いるんです」
「ほう、それは興味深い、どんな方です、宜しければ」
「はい、やはり教師なんですが、或る日彼女の悩みを聞いている内に告白したんです」
「なるほど、どんな?」

「ええ、彼女も悩みを持っていて、そういう時に彼に打ち明けた後、して貰うそうです」
「ふむ、虐めて貰うんですね・・・良くあることだ」




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