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藤棚(ふじだな)
【その他 官能小説】

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「獲物」-1

「獲物」(美雪)

結と純二が大音量でAVをかけるのと同時に美雪はベランダの洗濯機の奥に潜んだ。待つこと10分、隣の窓が静かに開く音がする。来た。

仕切りから静かに若い男が身を乗り出した。紺のジャージの上だけと下はボクサーパンツといういでたちだ。こんな純粋そうな子が・・・と美雪は思わないではいられなかった。カーテンが閉まっているのに気付くと彼は少し残念そうな顔をしたが、やがてジャージの前を開け陰茎を握った。

美雪は目を見張った。おそらく運動部であろう筋肉美もそうだが、なにより腹につきそうに勃起した巨根に目が行ってしまう。いつも美雪が目にする同世代の男たちとは張りも反りも別物だった。すごい・・・と思っている自分に呆れつつ美雪はゆっくり立ちあがった。

「そこまでよ。」

*****

数分後、純二と結の前で縮こまる肇がいた。「あんた何考えてるのよ!」と怒鳴る結に、肇は自分が抑えられなかったと詫びた。純二は「若いから我慢できないのは分るけど、せめて部屋でしようや?」と諭し、なんだかんだで二人は肇を不問にした。死にそうな顔で帰る肇に美雪が声をかけた。

「ちょっとお姉さんと二人で話しましょう。あたしはこの二人ほどやさしくないわよ」
「は、はい・・・・・・」

肩に顔をうずめる肇を美雪は彼の自室に連れて行った。

「わかってる?あんたがやったこと犯罪だからね立派な」
「はい、わかってます・・・ごめんなさい・・・」
「あんなすごい高校行って、何の不足もない生活じゃない。何で我慢できなかったの?」
「分ってはいたんですが・・・つい毎日あんな声がすると、自分が抑えられなかったんです・・」
「ふーん、これからどうするの?」
「我慢するしかないですね・・・もしかしたら良い物件見つけたら引越します。」
「そっかあ。彼女いないの?解消してもらえばいいじゃん」
「いないんですよ。てか正直最近学校きつ過ぎて、余裕ないんです」
「それで余計にたまっちゃうのかしらね。」
「そうかもしれません・・・本当に御慈悲に感謝します」
「あなた、はじめてもまだでしょ?」
「いや、そんなことはないです笑 高1のときに色々ありまして」
「あらいがいね笑 しかし良い体よね・・」
「え?」

美雪は多少まずいことをいったことに気付いた。しかし何故か舌が止まらない。

「ベランダで見たのよ。すごい筋肉なのね。」
「いや、水泳やってまして・・・」
「ちょっともう1回見せなさい。」
「え?いや・・・」
「良いから脱ぐのよ」

美雪はもう1回彼の体を見たい欲望に勝つ気すらなかった。肇はおずおずとジャージを脱いだ。

「何やってるの?全部よ?」
「ほぇ?!」
「お姉さんに見せなさい。」

意を決したように肇は全裸になった。陰茎は先程の恐怖から脱し、見られる興奮ですこしおおきくなっている。美雪はもはやじぶんが性欲の奴隷なことに気付いた。美雪は彼を味わうことにした。

「肇くん、おちんちんもすごいの知ってるのよ・・・」
「え、いや、、」
「今日はイケなくてつらいでしょ?だからあたしが相手してあげるわ」
「そ、そんな・・・」
「いいの?ほらもうでっかくなっちゃったじゃない、お腹につきそうに立ってる・・」

美雪はスーツにブラウスを脱ぎ棄て、白地に黒い花があしらってあるレースの下着姿をあらわにした。肇が一気に燃えるのが美雪にも分った。

「どう?あたしじゃ燃えない?」
「いや、全然そんなことないです。。。すっごい・・」
「どうしたのそんなにちんちん赤黒くして。あたしとしたいの?」
「はい、したいです・・」
「言いなさい。」
「美雪さんとセックスしたいです」

美雪はニヤッと笑うとひざまづき、肇の男根を口に含んだ。


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