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富子幻舞
【歴史物 官能小説】

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富子幻舞-31

「ああ・・・・・・」




既に周囲の空間によって酔わされてしまっている富子は抗うことなく、
男の掌が茂みをまさぐるままに任せていた。



はっとした時には、富子の身体は男の左腕によって、気づかない内に舞台の床に寝かされていた。



彼女の眼前からは翁の面は消え、
一面に広がる灰色がかった空が視界を支配していた。



―――クチュ、クチュ・・・・



横臥している富子の下腹部から生々しい水音が漏れはじめ、
幾本の指が果肉を押し割ってくる感触が全身に広がっていく。





やがて
横たわっている富子の両膝の裏を、
“大悪尉”が手を添えて両側に大きく開いた。



「あ〜〜〜・・・・」



何かに操られているかのように、富子は自らの着物の帯を解き、
緩んだ襟元を両手で開いていた。


こぼれだした白い乳房と赤く固くなっていた乳首が外気にさらけ出される。



―――ピチャピチャ・・・ピチャ




大きく足を開いた富子の下腹部に顔を入れていた“大悪尉”。

いつのまに面を外したのか、
男の舌が富子の果肉の割れ目に差し入れられ、蜜の中を思うさま遊ばせる。



「アッ・・・ああ、あっ、ぁあ・・・!!」



思わずのけ反り背を弓なりに反らせる富子。

目を瞑ることによって、他の五感が鋭敏となり、下半身からの刺激がより強いものになって彼女を翻弄していく。


思わず富子は自らの太股の間に顔を埋める“大悪尉”の頭に両手を添え、

より一層の刺激を欲するかのように相手の頭部を自らの下半身に押し付けていた。




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