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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の三〉-14

「ひ…酷い……酷いじゃないの!!!」


絵莉は自分を弄びに掛かる男達を見回し、ヒステリックに叫んだ。
尻肉を掴まれパンティーを引っ張られ、ブラジャーもカップの部分を鷲掴みにされているというのに、絵莉は高圧的な罵りを叫んだ。その行為は男達の愉悦でしかないというのに……。


『…酷い?俺達の生活の方がもっと酷いぜ?仕事も無いから収入もないしな……ま、仕事したくないからなんだけどな』

『でよ、お前みたいなイイ女を“使って”DVD作ってよ、小銭を稼いでんだよな』

「……な……なに言って……?」


男達の口から飛び出した台詞は、身勝手の極みと呼べるものだった……絵莉はあまりに幼稚な言葉に戦慄を覚えた。


『俺らもさ、イイ物喰ったり服買ったり、様になる車とか欲しいんだよねぇ』

『奥さんには申し訳ないけど、まあ、そういう事だよ……フフフ………』

「ッ………!!!」


絵莉は言葉を失った……今の言葉の真偽は如何程かは分からないが、何の罪悪感も痛痒も感じる事なく女性を姦せる男だという事に間違いはない……下着姿での緊縛による監禁……今更ながら、絵莉の心には恐怖がのしかかり、早く夫に今の危機的状況を伝えたい衝動に駆られた。


『さあて、ここは順番通り胸からいきますかな?』

「順番とかふざけた……嫌だあぁぁ!!!」

『ほら、ポチっと外れましたよぉ?』


絵莉の選んだブラジャーは、肩紐とカップがホックで繋がっており、その二カ所を外せば後手縛りの状態でもスルリと脱がす事が出来た。
例えそんな作りになっていなくても、男達に毟られて結果は変わらないはずだが…。


「……嫌…嫌あぁ!!!」


ブラジャーはパラリと男の手から離れ、絵莉の右足のすぐ傍に落ちた。
麻縄に絞られた胸は歪な曲線を描き、普通ではない異常な美しさを醸しだしていた。
白い肌にクッキリと浮かぶ桃色の乳輪は真円を形作り、その小さめな円からポコンと出た乳首はツンと上を向いていた。
胸の下に回された縄が、上半身の重さを支えているのだ。
胸肉が下から持ち上げられ、そうなっているのだろう。




『フヘヘ……美味しそうな乳首してるなあ……』

「!!!!」


男達の視線を胸の両端に感じる……隠そうとする両手は縄の固縛の中で蠢くだけで、全く用を為さない……尻を摩りフリルを嘲笑うように引っ張る男達も、その視線は胸の二つの果実に突き刺さったまま……発情して潤んだ男達の表情は、純一のソレとは違いすぎた……絵莉の全身に悪寒が走った……。



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