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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の三〉-12

『旦那さんが助けにきてくれるかなあ?』

『今頃呑気に仕事してんだろ?』

「あ"〜〜ッ!!やだあぁぁぁ!!!」


逃走に体力を消耗した絵莉は、押さえ付けてくる腕力に満足に抗う事も出来ず、泣き叫びながら自由を奪われていった……数人の男は、後ろ手の絵莉の腕ごと胴体に縄を回し、上半身の自由を奪い去った……左足もまた、既に脚としての機能を喪失している……自分の今の危機を、最愛の夫が察知するのは奇跡に近く、常識はずれのテレパシーでもなければこの場所に助けに来る事はないだろう……おまけにあの住宅地は若い夫婦が多く、殆どが共稼ぎの生活を送っている……あの拉致を目撃した者は恐らく居ないだろう……つまり、絵莉は外界から遮断され、この異常な男達の世界から逃れる事は出来ないのだ。


「純一さん…ッ!!助けにきてぇ!!……い、嫌あぁぁ!!!」


不自由な身体にされた絵莉は、男達に乱暴に抱き起こされ、遂に鉄パイプから下がる麻縄に連結された……頭を振り乱し泣き叫んでいるが、触手さながらの麻縄は絵莉の身体を捕捉し、不自然な姿勢をとらせて吊り上げた……幼妻は縄を纏う肉人形と化した……。




『どうだい、今回の女は?』

『間近で見ると、なかなかエロい顔してるな。まあまあ良いんじゃないか?』


泣きじゃくる絵莉を取り囲み、今回の獲物をじっくりと見ていた。

後手に纏められた上半身の絞り縄と、膝上と太股に回された縄に天井からの麻縄が結わえられ、絵莉は右足だけで身体を支えるYの字の姿勢で立ち尽くしていた。
それなりの膨らみでしかなかった胸肉は、胸の上下に回された縄を、肩口から回された胸元でV字を描く絞り縄に寄せ上げられ、見応えある山並みを作り出していた。
そして二の腕や太股には麻縄が食い込み、柔らかな肉を美しく変形させていた。
目尻と鼻を赤く染め、涙をポロポロと零しながらも、絵莉は気丈にも男達を睨むように見ていた。
それは女性を《物》としてしか見れない野蛮な男達に対する精一杯の《意志》の表現なのだろう。


『これで22才か……女子高生って言っても通用するかぁ?』

『そりゃあ無理だろ。人妻の色気が出てっからな』

『あれあれ?睨んでる?怖いなあ、やめてくれよぉ』


クリクリとした瞳と八重歯が二次元のキャラクターのような雰囲気を醸しだし、控えめな胸も幼い顔立ちに似合っているし、痩せていながら柔らかな肉質を感じさせる絶妙な肉感は、さすが発育しきった女だけはある。
小悪魔的な可愛らしさとフェロモンを放つ絵莉に、男達は満足感を覚えていた。一旦は一人の男の物になった女を、強奪して弄べるのだ。
全く不満の要素など見当たらないではないか。




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