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誘淫画廊
【同性愛♀ 官能小説】

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誘淫画廊-4

 少女の真っ白な肌から目を背け、また一歩奥へと進む。今度はシンプルな銀色の額縁の中、セーラー服を着た少女が描かれていた。今度は斜め下からのアングル。

 背景には黒板、茶色い椅子と机が規則正しく並び、窓の外には夕焼けが広がっている。放課後の教室?

 誰もいない教室の中で、少女はひとり席についている。こちらを正面にして上半身をのけ反らせ眉をひそめ、赤い顔で何かを堪えるような表情をしている。両手は捲れたプリーツスカートの中へと伸ばされ、細い指の隙間から白い下着が見える。

 体の芯がびくんと波打った。胸のどきどきが激しくなる。

 少女の指先は、下着越しに割れ目の奥に触れていた。細かな陰影でその下着がぐっしょりと濡れていることさえも伝わってくる。

 何の注釈もなかったけれど、これはきっとさっきの幼い少女と同じモデルだと感じた。幼さの向こう側にある大人の女の表情。顔がますます熱くなる。足の付け根のあたりがむずむずするような感覚があった。

 なんだか、変な気持ち。

 その次の絵は、さらにわたしを刺激した。

額縁には入れられていない。ちょうどわたしの背丈と同じくらいの大きさのキャンバスには、さきほどの少女がさらにまた成長した姿があった。

 白いシーツに横たわり、染みひとつない白い肌を惜しげも無く晒している。枕元には脱ぎ棄てられた紺色の制服。赤いスカーフ。

おおきくふくらんだ乳房を誇らしげにこちらに向け、左手の指先はピンクに染まった乳首をつまんでいる。広げられた足の間にはうっすらと黒い茂みが見え、右手の中指と薬指はその割れ目の奥に根元まで飲み込まれている。

 少女は長い睫毛に縁取られた瞳から涙を流し、つややかな唇の端から唾液を垂らしながら快感を貪っているように見えた。いまにもそのわずかに開かれた口から声が聞こえてきそうに思えた。

「あっ・・・」

 自分の口から声が漏れてしまったことに驚いて、慌てて口を塞いだ。でもこの絵から目が離せない。少女のつまんでいる乳首がまるで自分のもののように感じる錯覚。足の間に差し込まれた指が、自分の中で蠢いているようなありえない錯覚。

 これ以上、この絵を見てはいけない。そんな気がするのに、目を少女の痴態から背けることができない。体の中から生まれる熱が広がっていく。下着が信じられないくらいに濡れていくのがわかる。乳首が痛いくらいに尖っていく。足が震え、立っていられなくなる。

 味わったことの無い感覚に耐えられなくなって、わたしはその場に座り込んでしまった。


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