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真夜中の淫謀
【レイプ 官能小説】

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林田みずきの嫉妬、そして憎悪-9

「大塚さん・・・お願いがあるの」

「え?なんだよ、急に」

「さっきの女・・・見たでしょう?」

「ああ、斎藤の?・・・あいつもさ、みずきちゃん放っておいてよくやるよな」

 大塚が大きな手でみずきの頭をぽんぽんと撫でる。

「あんな奴忘れて、俺とつきあえよ」

 好色そうな視線でみずきの体を眺めまわす。気持ち悪い。そう思う気持ちを押さえこんで笑って見せる。

「いいわ。大塚さんとつきあっても」

「え?おいおい・・・本気かよ」

「そのかわり、今度のレースの夜・・・あの子を犯して。めちゃくちゃにしてほしいの」

 大塚の目が光る。怖い。でもここで怯むわけにはいかない。一樹くんを取り返さなくちゃいけない。

「大塚さんだけじゃなくて、ほかのひとたちも一緒に。許せないの、あの女だけは・・・もう二度と一樹くんの前に現れないようにめちゃくちゃにしてやりたいのよ!ねえ、大塚さんならできるでしょう?みんなあなたの言うことなら聞くもの。お願い」

「ふうん・・・まあ、いいけどな。女ってのは怖いもんだ」

 にやにやと笑いながら大塚がみずきの顎をつかむ。

「俺とつきあっても良いっていうのは本気か?それならやってやる」

 酒臭い息がかかる。全身に鳥肌がたつ。それでもみずきは引かなかった。エリナをこのままにはしておけない。たとえ何を代償にしても。

「本気よ」

「よし、わかった。じゃあついて来い」

 無遠慮にみずきの肩を抱き、大塚は歩き出した。

「ど、どこ行くの?まだみんな残って・・・」

「ホテルだよ。決まってるだろ?」

 大声で豪快に笑いながら歩く大塚の隣で、みずきは体の震えを抑えきれずにいた。



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